さてもう１週間後の深夜にはニューアルバム『BADモード』の先行配信が始まっているという事実。この前のようなサマータイムトラップでもない限り（サマータイムレンダは今年アニメ化すんだっけ？関係ないな）、来週の今夜深夜24:00過ぎたらヒカルの新曲が新しく何曲も聴けてしまうのだ。正直キャパが間に合わない。
プロモーションが遅めなのもその気分に拍車を掛ける。前に梶さんが言ってたように、サブスクリプション・ストリーミングのプロモーションは農耕型、ＣＤフィジカルのプロモーションは狩猟型である。今回の『BADモード』はそのハイブリッドである“農耕・狩猟型”になる訳だ。
故にアルバム先行配信に関してはまず来週配信が始まってから（或いは始まる直前から）プロモーションが強化されていくだろうし、それがそのまま来月の円盤発売へと向けてピークが形作っていくだろう。いわば、両者のいいとこ取りがどこまで出来るかという実験的なプロモーションを今回仕掛けている訳だ。
気の早い話だが、恐らく次作はここに更に全国ツアーのコンサートチケット優先予約権も絡んでくる。その予行演習も兼ねて今回スタジオ収録配信ライブのチケット販売も行っているだろうという見立てについては再三再四指摘してきた通り。
つまり、これ、送り手側も探り探りの暗中模索状態なのだ。どうなるかみてみよう、っていうね。だから我々受け手の側が何をしてみたらいいかわからないのは当たり前の話。五里霧中がデフォルトなのだ。どうすりゃいいかわからないと当惑するのは当然だが、「私だけなのか？」と不安になる必要は全くないのでそこは安心して欲しい。ヒカル本人も梶さんですらも、さぁどうなるだろうと様子を見ているのが今月なのだからあれもわからないこれもわからないで当然なんですよ。
差し当たって今やっておけばいいのはSpotifyの有料枠、プレミアムに入ることだろう。アルバム先行配信とラジオ番組『宇多田ヒカル Liner voice+』は確実にゲットできる。昔と違って一ヶ月のプリペイドなども使えるのでクレジットカードのない未成年の人でもプレミアムになれる筈である。ギフトカードもコンビニにあるか…どうかはわからないが、支払い方法は幾つかあるのでチェックしてみて欲しい。月額980円だ。
勿論、今後もSONY提携ということでSpotifyとは親密になっていくだろうからこれを機に継続的な加入を考えてもいいだろう。差し当たっては、1月19日から１ヶ月間『BADモード』を聴けるし、そのあとは間もなくＣＤで手に入るから、980円払って１ヶ月だけ楽しむという考え方でもいいかもしれない。24日以降はヒカルの１曲ずつの解説付きでね。
私のようなApple Music勢としては、ハイレゾストリーミングでアルバム先行配信を堪能しつつiTunes Storeでライブセッション動画を先行購入できればよかったんだがSONY提携の壁には勝てなかったという感じ。
今月の「ネット主体」のあれやこれやを回避して来月の円盤一発に照準を合わせるのもひとつの方法ではある。明言はないため断言は出来ないが、ラジオ番組の完全版であるSpotifyの『宇多田ヒカル Liner Voice+』は円盤発売以降も配信を継続するはずである。なので今月のラジオはパスして来月ＣＤで聴いてからSpotifyに加入してラジオ番組完全版を聴く、という手順でもいいかもしれない。
お金はあるけどストリーミングに加入する気はない、という人は、来週19日にダウンロード販売でアルバムを購入、配信チケットでスタジオライブを堪能、更に放送区域外の人ならradikoプレミアムに加入してラジオを聴取、という手順もいけるだろう。ただ、それはどちらかというと来月のＣＤフィジカルをパスする人の手順になるわな。来月ＣＤで買ってしまうなら上述のように一ヶ月だけSpotifyプレミアムに加入するのが安上がりだ。
色んなパターンがあってどれにするか決められない！というのが大体の人の本音だろう。最初に書いた通り、みんなその状態だから自分だけだと寂しくならないで欲しい。ヒカル本人も巻き込んで「わけがわからないよ！」とみんなで気分を“BADモード”にしながら今月をのらりくらりと乗り切って参りましょう～"(-.-"")凸"
