…間違えて歌ってしまう件については今回触れていなくて(笑)。
前にも触れたとおり、ヒカルのアルバム発売後のシングルカット曲はなかなかに名曲揃い(まぁどこを切ってもそう言うしかないんだけど)。
1999年『First Love』からは『First Love』(8cm&12cmシングル)
2001年『Distance』からは『FINAL DISTANCE』(ミニアルバム)
2002年『DEEP RIVER』からは『Deep River』(プロモーション・ビデオ)
2004年『EXODUS』からは『Exodus '04』(リミックス盤)と『You Make Me Want To Be A Man』(CDシングル)
2008年『HEART STATION』からは『Prisoner Of Love』(CDシングル)
2009年『This Is The One』からは『Dirty Desire』(リミックス配信)
2016年『Fantôme』からは『忘却』(プロモーション・ビデオ)
2018年『初恋』からは『Too Proud』(配信リミックス)と『嫉妬されるべき人生』(映画主題歌)
という感じ。シングルカットを広義に捉えるならば斯様に、CDシングル、リミックス(アナログ)盤、リミックス配信、ミニアルバム、プロモーション・ビデオ、タイアップと様々な方法論で展開されてきている。
今年2022年の『BADモード』はあらゆる方面から絶賛されている訳で、これはもうタイアップを狙う企業が幾つも現れているのではないか。ほぼ総てのオファーは水面下で消滅していくだろう中、どのような展開が期待できるか。
『BADモード』で(広義の)シングルカットが期待されるのは次の5曲。
『BADモード』
『気分じゃないの(Not In The Mood)』
『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー』
『キレイな人』
『Face My Fears (A.G.Cook Remix)』
他の曲もダブルタイアップの芽がないこともないのだろうが、何れもイメージが強過ぎてね。例えば『君に夢中』と『最愛』を切り離すのは世間的には難しいだろう。エヴァとラスキスなんかもう不可分。なので今は考慮に入れない。
その5曲のうち、まず『BADモード』はMVが制作され目下アルバム自体のプロモーションの原動力となっている。『Face My Fears(A.G.Cook Remix)』については今宵MVが公開される予定で、流れとしてはキングダムハーツシリーズとのタイアップもあるかもしれない。
となると、あと3曲がどうなるかだが、一番人気はやはり『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー』だろうか。兎に角使い勝手がよさそうだし企画の拡張性も高い。
本来なら『ぼくはロンドン、君はパリ』に総ての旅行代理店がすぐさま飛びついてくると思うのだが感染症禍下の御時世ではなかなかに難しい。いや、禍があったから出来た曲なので話の順序が逆なんだけども。
それならどういう…という話からまた次回、かな?(単なる時間切れ(笑))