無意識日記々

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耳を貸せるもんなら是非貸したい

おぉ、「ライブ・エール」の再放送が決まったのね。オフィシャル最新情報メールも来てたわさ。

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先日8月6日(土)に生放送したライブ・エールの再放送が決定しました!

8月14日(日)

23:55~24:35 <第1部> 総合テレビ

24:35~25:55 <第2部> 総合テレビ

NHK+ 同時配信・見逃し配信あり

https://www.nhk.jp/p/liveyell/ts/39VG8PQJP6/

https://www.utadahikaru.jp/news/detail.html?id=543946

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日曜の深夜か。寝てるわ(笑)。まぁ私は一度観てる訳だけど(ヒカルの所は一度ではないが)、加藤登紀子MISIAの共演完全版が観れるのであればこれは気になるわね。だが日曜深夜といえば1週間の中でいちばん視聴率の低い時間帯。そんなとこでしか放送して貰えないなんて加藤登紀子怒り心頭じゃないの。MISIAは気にしなさそうだけども。別にテレビに出ようが出まいが関係ない人は強いよね。

いやそれより、我々にとって大きいのは、1週間だけとはいえ、NHKプラスで堂々と(?)見逃し配信で何度も観返せることだわね。タイムスタンプはt=1925だ。もう覚えちゃったわ。使えてないのに(笑)。

なら来週はNHKプラスを使って日記でヒカルの出演を今一度振り返ってみましょうかね。私は明日から4連休なので。いやまぁそれはどうとでもなるんだけど、多分日記お休みだかんね。

そのヒカルの『BADモード』の“振付”だが、ちょっと気になったので検索してみた事がある。英語の手話だ。

普段この日記は手話から最も遠い。歌の話ばかりしてるからね。聴覚が片耳だけでも補聴器必須でも兎に角機能している読者を想定して書いている。なかなか、耳の聞こえない人が歌に親しんでいる様子を想像するのは難しい。その昔酒井法子が「星の金貨」というドラマの主題歌「碧いうさぎ」で手話をしながら歌ってCDを100万枚近く売り上げ紅白歌合戦にまで出場したことがあるが、そんな例は極々稀だ。ヒカルも普段、聴覚障害者の方の話はしない。単純に、御縁がないのだろう。

私が「歌は世界の隅々まで届く」的な理想論に根本から懐疑的なのは、耳の聞こえない人には届かないからだ。耳が聞こえるかどうかが知的生命体にとって本質的かということ自体に懐疑的なのです。多分、要らない。

まぁそれは余計な話で。手話で“bad"はどうなっているのかなとググってみた訳だが、日本手話の「具合が悪い」はかなり違う。アメリカ手話の"bad"はちょっと近いがやっぱり少し違う、ということだった。"flow"も、アメリカ手話のそれは似ていたが別物と考えた方がよさそうだった。

故にヒカルの"振付"は手話とは関係無さそうだ。sign languageというよりはbody languageなのだろう。誰だbody talksでしょとか思った人は。素直に手を挙げなさい。

やはり、ヒカルは特に聴覚障害者の方々を意識している訳ではない。正直2017年に歌詞集「宇多田ヒカルの言葉」を出版したときに聴覚障害者の方からアプローチがあったりしないかなとふと考えたこともあったのだが(日記に書いたっけなぁ?)、そういう話題が起こることもなく。文字での歌詞集でアプローチがなければなかなか今後も難しいかなと。

こういうことを、当事者が目にしない体で書き綴るのは大変失礼にあたるのだろうからその点はお詫びをするしかない。誠に申し訳なく思う。ただ、昔から本気で、そういう方々に宇多田ヒカルの素晴らしさを伝えられたらどんなによいだろうというのはずっと思ってはいる。何一つ出来ることはないのだけれど。なので、テレビで流れた『BADモード』を観返しながら、これが手話だとしたら、とついつい考えてしまったのだった。そもそも、歌番組なんて観ないだろうからなぁ。せめてルックスに惹かれて観ていてくれて、それでヒカルの優しさに触れてくれていたらいいのだけれど。ここでこんなこと言ってても溜息しか出ないわね。はい。