「不滅のあなたへ」第２期の放送開始日がアナウンスされた。10月23日日曜日午後７時から。…日曜７時！？ 休日のゴールデンタイムに！？ ETVとはいえこれは大昇格ってやつじゃないでしょか。
いや確かに、第２期はこの作品の真骨頂。大今良時の想像力がこれでもかと暴走を続ける傑作なのでこれで勝負をかけるのはわかる、わかりたいのだが如何せん残酷なシーンが多過ぎやしませんか。とても夜の７時にお茶の間に流せないような名場面の数々が瞼を過(よぎ)る…嗚呼、やっぱダメだわ。画面全部黒塗りか、苦情殺到で時間帯変更だな。内容が面白いのは間違いないが、令和の世でコンプライアンスに勝てるとは思えない。まだ同じ時間帯に「昆虫すごいZ！」を放送した方がマシだろう。（それはどうなの）
と、そんなリスキーな作品に主題歌を提供するのは当然リスキーなんだが、果たして、ずっと言っているように『PINK BLOOD』の続投となるのかならないのか。遂にボン王子が登場するのだからそのまま行って欲しいんだが、曜日と時間帯を変更しておいて主題歌据え置きっつーのは大変考え難い。一方で、日曜７時のメジャー感の演出として「主題歌：宇多田ヒカル」の看板は喉から手が出るほど欲しいところ。聴き慣れた歌声がテレビから聞こえてきたらチャンネルを回す手も止まるというもの。これは本当に外せない。宇多田ヒカルより知名度があってアニメ主題歌を歌ってくれるアーティストなんて限られてくる。そして毎度言ってるように、私が歌手なら宇多田ヒカルの後釜なんて絶対に嫌だ。フェスの大トリの後にステージに上がるようなもんだ。いや、オールナイトとかクロージングとかあるけどさ…。なのでヒカル続投が願望としても状況としても妥当なのだが。
ということで、そこらへんを加味すると『PINK BLOOD - New Remix Version -』あたりをリリースするのが落としどころではないだろうか。更に、流れ的に『PINK BLOOD - English Version -』も追加しよう。同じくNHKで放映されてた「進撃の巨人」のように、日本産無国籍風ファンタジーアニメは国外での評判も高かったりするので、英語主題歌もあると何かとよさげだ。もっとも海の向こうのマニア達はオリジナルの日本語主題歌を聴きたがるだろうが。
でもなー、落としどころとしてはそこらへんだと思うが、実現は難しいかなー。何より宇多田陣営が、10月以降も『BADモード』の収録曲で宇多田ヒカルのプロモーションを引っ張りたいかというとそこがね。疑問だね。アルバムの出来を考えたら80年代の洋楽モンスターアルバムたちみたいにアルバムリリース後に５枚も６枚もシングルカットしてもいいとは思うけどさ。はてさて。
取り敢えず暫く続報を待つしかないか。なおアニメの方だがボン役が子安武人と聞いて真顔になってる。まぁこれは演技を聞いてから判断したい。斎賀みつき続投は正解だね。とにかくここからの圧倒的なスケール感がどこまでアニメで表現できるか。本編自体楽しみで仕方がないのでヒカルさんもきっと少なくとも視聴はするんじゃないかなと思いますです。
