無意識日記々

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Naturalな感覚で歌っちゃいました

今年のNHK紅白歌合戦の出場歌手が発表になった。ヒカルの出場は今のところナシと。今年はNHKの番組にも出たしなくはないかな?とも思わせていたのでこれは…まぁどっちでもいいか。どうせこの時期はお腹壊してたりするし。あと、今年からは《『気分じゃないの(Not In The Mood)』が出来た時期》として12月28日付近は奉られることになったので(いつからだよ)、そこら辺前後1週間くらいはヒカルは周囲からアンタッチャブルでよろしかろうて。親子水入らずの年越しとかも今のうちかもしれないしね。

今年の紅白の出場歌手を五十音順で眺めるとヒカルの直前にあたる場所に「ウタ」の名があるわね。「漫画・アニメのキャラが紅白歌手として出場するのは史上初」ということで、いやこりゃAdoちゃん頑張って欲しいわ。めでたいね。

そして、氷川きよしが「紅組、白組の枠を超え特別企画として出場」するんだそうな。宇多田ファンとしてはここがいちばん注目かな。最近の氷川きよしはきよし姐さんと呼びたくなるほどフェミニンな装いでアー写発表しまくってるので紅白の枠から飛び出すのは大変結構なのだが、これはノンバイナリ宣言したヒカルさんも今後適用される特別枠になるのか、はたまた紅白という枠組自体が変わっていくキッカケとなるのか、注目しておいてもいいかもしれない。もっとも、今のヒカルさんの呼称代名詞は『she/they』なので、紅組枠でのオファーがあってもそれはそれでOKだとは思うけどね。

…と、そんな中私は篠原涼子が28年振りに出場すると知って「ふふっ」となっているところ。28年前といえば彼女は小室哲哉との連名で名曲「愛しさとせつなさと心強さと」を大ヒットさせて同曲で紅白出場を果たしている。今年は同曲のリメイクバージョンである「愛しさとせつなさと心強さと 2023」をリリースしたことで白羽の矢が立ったのだろう。当時の小室哲哉の飛ぶ鳥を落とす勢いがよく感じられる当時の時代性をよく反映した1曲だ。

で、なんで「ふふっ」ってなってたかというと、ヒカルさんがこの「愛しさとせつなさと心強さと」を好きなんじゃないか疑惑があるならなんですよ。いや好きでも別にいいんだけど、10代の頃は殆どJ-pop聴いてなかったとか言ってたのにこの曲はチェックしてたのかと思うとね。つい「ふふっ」っとなってね。

で、なんでそんな疑惑があるのかというと、ヒカルさん、『First Love -15th Anniversary Deluxe Edition』収録の『Another Chance - Demo Version』でこんな風に歌ってるからなんですよ↓

…っとと、いやその前に、まずは『Another Chance』のオリジナルの歌詞を見といた方がいいな。こちら↓

『こころ重ねると浮かび上がる

 いろ模様

 こんなにNatutalな感覚が

 間違ってるわけないのに

 記憶のすき間からのぞくと消える

 あの模様

 どんなに遠くはなれても

 あきらめられるはずない』

いやぁ、素晴らしい歌詞、素晴らしいメロディですね。天才だわやっぱ。で、ここにあたる部分をデモ・バージョンではこう歌っているのです↓

『こころ重ねると浮かび上がる

 LaLa 模様

 こんなに自然な感覚が

 間違ってるわけないのに

 記憶のすき間からのぞくと消える

 あの模様

 いとしさ と切なさ ahaaahh

 amma mmm lalala わけない』

そう、このデモを録音した時点ではまだ『どんなに遠くはなれても』の部分のメロディは決まっていても歌詞は出来てなかったようで。咄嗟にテキトーな日本語を当て嵌めて歌っちゃえと口をついて出てきてしまったのが「いとしさとせつなさ」というフレーズだったようなのです。この時のヒカルさん、「やべ、このまま“心強さと”まで歌っちゃマズい!」と思ってハミングで誤魔化しております私の推理では。ここの部分は間違いなく一聴の価値アリですので、デラックス・エディションを持っている方は今一度聴き直してみては如何でしょうか。ハミングであやふやにするヒカルさんが大変かわいい&カッコいい、ですので! 咄嗟のハミングもサマになってるから困るんだコレが!!