無意識日記々

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アナログ購入の些細なメリット

ネトフリドラマプレミアムイベントYouTube配信観れてないのでその話はまた日を改めて。へぇ、『First Love』のオーケストラ・バージョンが流れたの? そりゃ聴くのが楽しみだ。12月9日リリースの配信音源やアナログレコードに収録されていないんだしな。

で。その『First Love』の歌い出しといえば

『最後のキスはタバコのflavorがした』

だが、当時ここを未成年が歌っている事が問題に…はそんなにならなかったが、話題にはなった。選抜高校野球という未成年だらけのイベントの入場行進曲に採用されたからだが、23年経ってますます喫煙への風当たりが強くなる昨今…どころか喫煙者が激減した昨今だと本当に問題にされてしまうかもしれない。ヒカルも昔みたいに「いいじゃんね、歌詞なんだから」とか言い返せるかどうか。今や成人してて本当によかった(どころか来年ダブル成人式っすな)。

先日pixivが決済会社の検閲の影響で規約変更をするという話題もあった。そういった個別の件についてはわからないが、一般論として検閲が行き過ぎにならないように引き続き祈っておきたい。

ヒカルの歌詞は比較的安全だよねと思っていたらApple Musicのセンサーシップに引っ掛かって一部音声がカットされた、という話は耳に胼胝が出来るほどしてきているが、ではこれ、今後我々はどういう対処をすべきなのか。

いちばんあっさりした方法は、しっかりとフィジカルを購入することだ。定額サブスクや無料で配信するから検閲に引っ掛かるのであって、個別のパッケージ販売にまで影響を及ぼせるとは考えづらい。勿論、通販などでは決済会社に止められる可能性はあるが、フィジカルの購入方法は配信より多岐に渡っているからより確実だ。今後放っておいたらストリーミングの『BADモード』は“健全な”バージョンしか聴けなくなっていくかもしれないので、しっかりとCDも買っておこう。

今までの音源はそれでいいとしても、今後はどうなるか心配といえば心配だ。CD自体の生産がいつまで続くかわからないからだ。特に日本以外の国では日本以上にCDの存在感が薄くなっている。

それを踏まえると、今年の宇多田ヒカルの徹底した「アナログレコード攻め」なんかはその点でいいセーフティ・ネットになっていくのではあるまいか。過去作をアナログ化して、今後の作品もアナログレコードでリリースしていく。実際、海の向こうでは「アナログレコードとサブスクストリーミング」という組み合わせでのリリースは最早珍しくもなんともない。絶対数は少ないものの、アナログレコードは暫くかなりの需要があるはずだ。

ここらへんは時間感覚との勝負になるだろうが、宇多田ヒカルの音源を検閲ナシにしっかり手許にキープしておく為には、今後はアナログレコードの購入がより確実な手段になっていくかもしれない。ならばどうせならもうアナログレコードを聴ける環境を整えてしまっておいた方がいいのかもね。

「いや、宇多田ヒカルの歌詞が検閲されるだなんて有り得ないよ」というのももっともなので、心配し過ぎというのはその通り。眉唾だし絵空事だ。今後アナログレコードを買うかどうか、買っていくかどうかを迷ってる人に「そういう安心も得られるかもよ」と一言添えたかっただけなので、余り深刻に捉えないようにね☆