説明を始めるとややこしいなこれ。というかまだこっちも把握し切れてない。表参道と六本木で始まった新しいカルティエポップアップ企画のニュースだ。
「(前略)六本木の「カルティエ座」では、ステージにて厳選されたアーティストによるライブパフォーマンスを不定期で夜の時間帯に開催いたします。Awesome City Club、milet、平井大、SIRUPなど、さまざまなアーティストが一夜限りのパフォーマンスを披露。事前予約制となります(以下略)」
「会期中には、日本を代表するアーティストのシークレットライブも開催予定です。」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000016275.html
「日本を代表する」って、そうそう言えないよねこれね。「お前に代表されたくないわ」って言われかねないリスキーな形容詞節。
プレイリスト参加アーティスト(敬称略)
・岡村靖幸
・広瀬香美
・大沢伸一
・堀込泰行
・長岡亮介
・YOSHIROTTEN
・最果タヒ
・オカモトショウ (OKAMOTO'S)
・浜野謙太
・玉森裕太
・平井大
・長塚健斗(WONK)
・Ryohu(KANDYTOWN)
・SIRUP
・TENDRE
・小袋成彬
・milet
・ハラミちゃん
この面子から選ばれるとなると、もう3~4人に絞られちゃうじゃん。いやシークレットだから他の人でもいいんだけど、こうやって名前を出されたら期待してしまうんだから、ここの面子より更にビッグネームでないと割に合わないんだけど…ほんまなんちゅう企画を企んでくれとるんや。
っとと、説明が前後しちゃったけど、このプレイリスト企画の方もあくどい。
「会場に並ぶレコードにはQRコードが印字されており、宇多田ヒカル、藤井フミヤ、玉森裕太、 Awesome City Clubなど豪華アーティストが“愛”をテーマに選曲したスペシャルなプレイリストにアクセスすることができます。」
「*一部のアーティストによるプレイリストはポップアップ会場でのみアクセス可能です。」
今ひょいとWebに載せれば済むQRコードを、わざわざ六本木や表参道や梅田まで赴いてアクセスしろと!? あくどい。なんともあくどい。そうまでして足を運ばせたいか。
と、心ざわめかせる事ばかりしてきたのかと昂ぶるこちらの心を鎮めてくれるのがヒカルから寄せられたこちらのコメント。
『愛をテーマにした曲をいくつか選んだところで、そういえば「ラブソング」の定義ってなんなんだろう、と気になって調べたところ、日本語では「恋の歌」、英語だと「恋」と言う言葉がないので「”romantic love”の感情の浮き沈みなどの歌」。
そうなのか…。7歳の息子に「Love songって言葉から何を連想する?」と聞いたら「Kindness!(優しさ・思いやり!)愛してる人に思いを伝えること…あと友情」という返答。(以下略)』
https://cartierloveisall.jp/playlist/1028
ああもう! ああもう! なにこれ愛おしい。続きはリンク先で読んで欲しいが、こんな思いを込められてプレイリスト作成されたんじゃ六本木だろうが表参道だろうが梅田だろうが赴かない訳にはいかないじゃないのさ。
でも、憤ってるからね! どうしてこう都心から離れた人たちの心を更に離すような真似をするのやら。それがブランディング、それがマーケティングだと言われたらそれまでなんだけど、そうこうしてるうちに地域密着型の人たちにファンとられちゃうよ? たかがプレイリスト、戯れのようなもの、と高を括っているのならそれは違うと申し上げたいわ。
でも、ヒカルさんの天運からすると、これこのあと全国ツアーだよね。プレイリストもシークレットライブ(こちらは誰かわかんないけど)も、都心のファンに向けたものなのだから、本能がバランスをとるはずだわ。そこは期待して待ちましょうかね。