再三再四書いてるが、ヒカルが『40代はいろいろ♫』でバッドバニーのカバーをしてくるとは考えもしていなかった。彼の“Yonaguni”という曲が大ヒットしていたのを知った私は、ヒカルはこういうのはスルーするだろうなと勝手に思っていたので。思いっ切りハズレだったわ!
しかし、それでも何故彼なのだろう?という疑問が拭い切れず色々と思いを巡らしてふと思い当たった。あ、そういえばヒカルはジプシー・キングスの「インスピレーション」が大のお気に入りだったなと。どれくらい入れ込んでたかはもうメッセを読んで貰った方が早い。鬼平犯科帳についての熱弁だ。
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TVシリーズの、音楽なんです。
エンディングテーマ!!
ジプシーキングスの「インスピレーション」!
なんという奇跡的な選曲(つДT)
今も、DVDのメインメニュー画面でずっと流れてる。
やばいよやばいよ。エンディングでこの歌が流れ出すたびに、胸が苦しくなるよ。
毎回ちょっと泣いちゃうの。うをぉおお やられたーーーー あおーーーーん!って感じっす。
こ、この音・・・悲しみをたくさん通って飲み込んだ人にしか出せない音(つДT)
ギターを奏でる指先が見える(つДT)
いくらでも聴き続けられる!
生の楽器はやっぱりすごいっす。
https://www.utadahikaru.jp/from-hikki/index_27.html
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ヒカルがインスト曲をここまで絶賛するのも珍しい。で、聴けばわかるが見事なまでのラテン・サウンド、スパニッシュ・ミュージックなのだ。
実際はこのバンドはフランス出身なのでラテン系と言っていいのか悩ましいのだけどバンド名からしてスペイン語のもじりということらしく詳しくはウィキペディアでも読んで貰うとして、兎に角スパニッシュなサウンドってこういうのを言うのよ。
で、バッドバニーはウィキペディアにもある通り「ラテン・ラップの牽引者」で、ラテン系のスペイン語を駆使して歌う人。いや勿論ジプシー・キングスとは何の関係もないのだけど、ヒカルがこういうスパニッシュ・フィーリングを好んでるというのはわかるかなと。そのセンスに沿って哀愁漂う「Me Porto Bonito」をカバーしたんじゃないかなと、私の中でまた勝手に合点がいったのでした。
んでちょうど今日、バッドバニーの彼女?元カノ?か知らないけど(相変わらずゴシップネタに疎い私)、彼と関係が深いカロルGの新譜がビルボードで初登場1位をとったという報せ。シャキーラとの「TQG」が一番人気なのかな? なかなかいい曲だな。で、バッドバニーより寧ろ彼女カロルGの曲を聴いた方がヒカルがこういうサウンドを歌いたくなった理由がよくわかる気がする。というか、あれじゃない? なんでバッドバニーがヒカルのカバーに許諾を出さないか問題、もしかしてカロルGとヒカルが比較されたら聴き劣りしちゃうかもしれないの心配したからでは? いや、流石にないか~……でもなぁ、カロルGのサウンドを聴いたら「これはヒカルの方がずっと上手く歌えそう」と思えてきてしまってねぇ。はてさて真相や如何に?(またそのシメかよ!)