無意識日記々

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気づけば春向きな2曲

昨日は春分の日だったが、『40代はいろいろ -Live from Metropolis Studios』の2曲は麗らかな春の日にピッタリな曲調だな! 発表になったのは真冬だけれど日本は新年を迎えたときに「迎春」と言うからややこしい。まだ更に寒くなる季節に言うからね。立春が1番寒くなる時期なのは合理的だと思うけども。そんなタイミングだったので元々この2曲は「迎春曲」ではあったのですけども。リリースも立春後だしな。

そう考えると、ダヌパ画伯によるアートワークも春向けというか最早これはお花見の形象化なのでは!?という気すらしてくる。猫カフェ写真で近影が写っていたが、しかし、英国在住なら別に今から新学期とかじゃないわな。

また、ヒカルは今は無縁だが、南半球は逆にこれから冬を迎えるのだから、地球規模の活動をする人は「季節感」といってもどこまで掬い取ればいいかわからない。ヒカルは昔からJ-popの中でも季節感が薄い方として認知されてきたけれど、それがグローバル市場の視点に立った時に強みとなっている、かもしれない。いやまぁ、夏の歌ばかり歌うバンドが海外進出したら「今までライブがオフシーズンだった冬場も南半球にいけば夏だから倍稼げる」とか言い出しそうだけどね。常夏過ぎだろ。

という宇多田ヒカルの楽曲でもこの季節になるとラジオで掛かりやすくなるのが『SAKURAドロップス』だ。ヒカル曰く初夏の歌らしいが、桜が散るのは春真っ只中だったりするので春の歌として歌われても違和感は少ない。秋のドラマ再放送ってのも春と対になってるって連想されるしね。

その後も『桜流し』や『花束を君に』といったフラワーソングがリリースされてきたけれど、まだ『SAKURAドロップス』ほどにはオンエアされていないかな? 『桜流し』は重たい鎮魂歌的な側面が強いので場面を選ぶのはわかるし、『花束を君に』の方も、嫁ぐ場面だったり見送る場面だったりというイメージが結構定着しているのか、そんなに安直な扱われ方をしない。それを言うなら『SAKURAドロップス』もパンチ食らっちゃったりしてるんだけど、どこか「単(失恋が桜が散るのに喩えられてるだけ」みたいに受け取られるのか、この季節でのウケがいい。まぁでも、やっぱり年間6位の大ヒット曲なので、20年以上経った今でもその威光が残ってるってことかねぇ。

流石に『40代はいろいろ -Live from Metropolis Studios』の2曲がこれから春の定番曲みたいに扱われていくとは思ってはないけれど、そもそも『First Love』の方は、アルバムが3月10日、シングルが4月28日の発売で、タイアップ先のドラマ「魔女の条件」も4月からの春クールだったので、紛う方無き「春の歌」の筈なんだ。だけど曲自体に季節感が皆無な為そういうイメージは全くついていない。やっぱ歌詞だけでなくサウンドって大事なんだな。

そんな中で勝手に『First Love (Live 2023)』を春の歌として味わうというのもなかなかに気楽でよい。『君に夢中』もリリース時期の冬のイメージが強かったけれど、この『Rule(君に夢中)』はどこかほのぼのと暖かく、ニューヨークもあんまり冬っぽくなさそうで。お花見散歩をしながらこの2曲を聴くのは実に乙なんじゃないでしょうかね。

……と、多分これを投稿する時間帯は皆さんテレビに釘付け、或いはネットの一級速報の更新連打中だろうから、少しのんびりした話題にしておきました(*^_^*) 後でゆっくり読んでうただければ。選手やスタッフの皆さん無事怪我無く終えて欲しいわね。