無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

※ 前回の補足(だけで終わったの巻)

前回尺の割に話を詰めすぎたので補足しとくと、スイッチング前提の映像とステレオ音声の組み合わせもまた、「音と絵が合ってない」のは同じな訳でね。映画とかだと映像に合わせて音の出所を変えたりというのは特に映画館で5.1chが普及して以降は珍しくないんだけど。足音が右端から左端まで移動していく、みたいな演出はね。

なので、我々は音楽ビデオ~DVDで「引きと寄せが激しく入れ替わる映像と定位が全く動かないステレオ音声」の組み合わせでお家でライブコンサートを観賞するのに既に慣れているから違和感はそんなに感じていない。そういうものだと学習しているから。よって、360 Reality Audioの音声と普段の映像の組み合わせも、意識しなかったら違和感を感じない人が大半だと思われる。

しかし、まず最初に目を閉じて360RAのサウンドに触れた場合、頭の中で「まるで部屋の中にバンドメンバーが揃って音を出しているみたいだ!」と“解釈”をした後に、今度は目を開けてその“普通の”映像をみたときに、普段のステレオ映像を観ている時に慣れて違和感を感じなくなっている感覚に引っ張られて360RAの効果が減じられる可能性も“人によっては”考えられる、ということだ。普段ステレオ映像でライブコンサートを観賞する習慣が無い人は、そうならない可能性の方が高いわね。360RAの効果はそのまま維持されるだろう。

これ、だから本来なら、360RAの効果をアピールする為には、定点カメラを固定した映像をずっとワンカットで流すのが一番いいのよね。『40代はいろいろ -Live from Metropolis Studios』のジャケ写のあのアングルでね。そうすれば、「目の前に宇多田さんが居て歌ってる!」という感覚がより強くなると思われるんだが、どうだろうかね。

で、そうすると、ソニーストアのシアタールームでの体験ってどうなるのか? まぁ既存の映像を流すだろうけどさ。いや実は前回(とその前から度々)と今回言ってる事って、『Laughter in the Dark Tour 2018』映像をソニーストアで観たときにも言ってたことなのよ。

https://www.sony.jp/store/retail/event/utada-sonystoredays/

↑こんときのね。まぁだからここを5年以上読んでる人にとっては今更な話題だったりするんだけど(また言ってる、と思われてそう)、そんときも、私個人は「音と映像が合わんなぁ」と愚痴っていたんですわ。なので、目を閉じて堪能したり、またそこから顔を上げて映像を観たりと様々なやり方で観賞してみましたよ。結論はこれもわかりきってることで「3DVRと組み合わせないと」でしたわ。

で。今回のソニーストアでのシアタールーム360RA体験イベント、話によると1枠1名の予約の可能性があるんだと!? お部屋を独り占めってことですかい。確かに、『Laughter in the Dark Tour 2018』観賞の時はお部屋に10人くらい入れての観賞だったので、部屋の中央から外れた位置に座った人は13.1chの有難味を減じる結果となっていたかもしれないので、1枠1名は太っ腹な話だわね。周りの目も気にしなくていいというのも相俟って没入感は相当のものになるかもしれないわ。果たして4年前と較べて何が同じで何が違ってるのか、この目と耳で確かめ…たかったんだけど予約枠埋まるの早過ぎだよっ! 取れてないっすよ私。ということで今回は皆さんのレポを待ちたいと思いまーす。