無意識日記々

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二度あることは三度ある

梶さん月曜朝4時からお疲れさまですっ。身分的に「ホワイトカラーエクゼンプション枠」って事で時間外労働って概念がないのよね。四六時中お仕事に打ち込めますよぐふふ、と。くれぐれも過労で倒れませんように。いや担当アーティストが倒れないかの方が心配ですってか。ごもっとも。もっとも、レコード会社の中の人が倒れてもニュースにしてくんないだろうからこちらは知る由もありませんのやけどね。


『大空で抱きしめて』に引き続き立て続けに新曲発表! タイトル『Forevermore』は7月28日から配信開始! 今日から銀座ソニーストアで聴けるらしいけど19時にしまっちゃうんで私的には間に合いませんな。テレビのドラマCMで流れる事を期待しますか。

そう、今回はドラマの主題歌なのだ『Forevermore』。TBS日曜21時の日曜劇場枠で。「ごめん、愛してる」。宇多田ヒカルの楽曲がドラマの主題歌として起用されたのは2016年の「とと姉ちゃん」の『花束を君に』以来15ヶ月ぶり、民放ドラマとしては2008年の「イノセント・ラブ」の『Eternally Drama Mix』以来約9年ぶり、TBSドラマとしては2002年の「First Love」の『Sakuraドロップス』以来約15年ぶりとなる。

ん?と一瞬思ったが、そうなのだ、2007年のTBSドラマ「花より男子2」の"主題歌"は嵐の「Love so sweet」で、ヒカルの『Flavor Of Life Ballad Version』は挿入歌扱いだった。売上が極端だった為目立っただけだ(同年の世界ダウンロード第2位)。なので、TBSドラマでの楽曲起用となると約10年ぶりとなる。

となれば。TBSドラマでの起用曲を並べてみると。


1999年『First Love』於「魔女の条件
2002年『SAKURAドロップス』於「First Love」
2007年『Flavor Of Life Ballad Version」於「花より男子2」
2016年『Forevermore』於「ごめん、愛してる」


という並びが完成する事になる。前3曲は宇多田ヒカルを代表する国民的バラードの大ヒット曲となった。ならば『Forevermore』も同様にラブ・バラードである確率が高い。頭文字が大文字の『F』であるのも狙ってやっているだろう。他の曲とは異なり、この曲に関しては大ヒットが期待されている。なかなかに外せない。どれほどヒカルに自信があるのか、まもなくリリースされる新しいインタビューで触れてくれていると嬉しいのだが。楽しみに待つ事にしましょうか。

『Forevermore』という響き

『Forevermore』、か。最初に連想したのは「Nevermore」だった。ヒカルと同じ誕生日のエドガー・アラン・ポーによる「The Raven」に出てくる一節…というよりは、『Kremlin Dusk』の歌詞と言った方が直接的か。

「Forevermore」は普通の「Forever」や「Eternally」とどう違うのか。先にコメント欄で赤い手さんが書いてた通り、『Eternally』と同じく「ずっと永遠に」という意味の副詞な訳だが、こうやって「more」がつくと、個人的な印象に過ぎないかもしれないが、「ここから永遠に」というイメージになる気がしている。通常の「Eternally」が過去にも未来にも伸びる直線ならば、「Forevermore」は半直線といったところか。

多分、「Forever」も元々そういう意味(「For Ever」だからね、「あらゆる時を目指して」だ)だったのだろうが、「Eternal」や「Permanent」と変わらなくなってしまった為「evermore」や「Forevermore」になってあらためて強調されたのでは、と妄想している。いずれにせよ古語同士の話だから検証は難しいかも、しれないが。

兎に角、正否や正誤は兎も角、自分の中に湧いたイメージはそれである。つまり、本当に永久性や永遠性を求めるというよりは、もう今後これ以上変わらりようがないんじゃないの、という最終地点、或いは揺るぎない強さみたいなものがそこに描かれているんじゃないかと、まぁそう夢想する訳だ。まだ聴いてないからね私。

果たして、どうなるか。何しろヒカルのラブソングといえば最近は「あとのことはいいから"今"が欲しい」みたいな刹那主義が主流だった…って昔からか。『Eternally』ですら、『いつまでもそばにはいられない この瞬間だけをずっと永遠に』だからね、まぁ想いの強さを表す"強調の形容"として「永遠」が使われてる感が強い。

TBSのドラマの主題歌という事で、もう勝手に曲調をラブ・バラードと決めつけているのだが、さて聴いた皆さんはどうでしたか。先程触れたように私はまだだし、はてもうちょっとちゃんとした体裁の音源が出るまで待ってもいいとも思ってみたり、悩ましいところ。まぁ、少し考えてみますね。暫しの間は、歪な妄想にまみれてみたいなぁ。