無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ユングに訊きたい

無理のある解釈だと承知の上で推論を展開すると、冒頭の『抑え込んだ其れは消えず湖の底へゆっくりとまた沈んでく』とは光の(扁桃周囲炎等)持病に対する不安が未々燻っている事の暗喩なのではないか。仮にそうだとすると直後の『二兎を追う者一兎も得ず』と…

顔洗って出直して?

確かに物凄く興味深い内容と迄はいえなかったがソレを"汚い"と形容するのはシックリ来ないな、と昨夜の光のツイートを読み返し乍思う。シックリ来るか否かも光に対するコチラの先入観に起因するものな気がするし、何より気が気でないのはこういう厭倦感がツ…

時に病んで

何故SMLだけ詞の毛色が違うのか、単純な答は制作時期の差異だろう。今振り返れば"GermanMagic"な09年秋に最終ミックスしていたのはSMLで確定と思うが、当時の光はといえば、勝手な想像だが、5月に療養に入らざるを得ず関係者やファンにどう償おうかと思い悩…

AllInsideYourHead?

兎に角"自分"を連発するSMLNADだが、肝心要のキメフレーズは『CanYOUshowmelove』な所がこの曲の"矛盾"であろう。頑張れ自分、と自らを奮い立たせる言葉で日本語部分を埋め尽くしていて特に"You/アナタ"の出る幕はない内容の為普通に解釈するならば鏡でも見…

ハッキリ云って実現は不可能だと思うが、AboutMeの日本語版を聴いてみたい。自らの名を冠した"光"とその英語版S&Cは少し物語が異なっていて後者は「アナタは私の事を愛しているというけれど」という内容なのだがAboutMeも同じ事を歌っていて、ソレならば逆に…

LIVEであってLIVEじゃない

今や音楽DVDは一大産業でCDの売上減を補う迄はいかないものの配信と並んでかなり"メディアの世代交代"を感じさせる状況となっているがこと"作品性"の点でいうと些か心許ない。ソレはつまり、CDアルバムの方は小室哲哉を皮切りにコンポーザ/プロデューサとい…

"ン"の歌い方、光の曲で有名なのはFLの『今はまだ悲しいラヴソ"ン"グ』の"ン"だろうか(表記はLoveSong?)。何が特徴的かといえば、実際は『ラヴソオォ(ン)グ』と歌っていて当該の音符には"ン"が載ってない所。似た様な例で先般GBHの『楽園』を『ラクエェン』…

うわタグつけづらいエントリだナ

転寝してる間にサッカーの試合と光のツイートが終わっていた様だが、元々『チームを応援する気持ちが解らない』と言っていた人が熱心に国別戦を見てたり日米戦で躊躇いなく日本を応援したりするのを見ていると心境の変化というより単に「今の彼氏は日本人で…

アンテナ3本7回獲った人

有り体に言えば、光が2年か5年かして戻ってきた時の人気の度合いが気になる。リアルタイムで99年を知らない層がどう反応するか、案外後追いの伝説に対する憧憬の力は侮れないもので、例えばエアロスミスはキッスやクイーン同様70年代(が全盛期)のバンドと思…

曲の始まり方の制約

ほんのチョットしたコトだがオフで話したら得心があった様なので当欄でも触れておく。「んなのトリビアル」と言われそうだが、"何故ライヴでのトラベは他曲からメドレーで演奏されるのか"という疑問だ。「突然曲の途中みたいな感じで始まるから」が答で、CDV…

四角いリング&丸い舞台

いつ光がツイートを止めるのか気が気でない日々が続くが、未々露出は幾つかある訳で、特にSMLNADが映画とどう連動するかは注目だ。エネーチケー(って発音するよねw)でも1曲目に持ってきていたし少なくともEMIはもう1度テコ入れしたいだろう。流布中のCMでは…

スカパーはシャッフルでした

何だかんだ云ってもライヴビデオは実際のライヴの映像と音を素材にしたソレ1ッで独立した"作品"なので、i_は音が差し替えられたり2日分の素材がシャッフルされてても気にならないが問題を孕むと思われるのはその点を作品或いは商品に明記すべきか否かという…

我乍何を書いているんだか

このまま光がツイートを止めてしまうのかと思うと何だか切ないが、1ッ気になるのは人活期間中MailToHikkiを読むのかという点だ。ソレを云うならこのblogもそうなのだが2年位ファンからの発信に一切触れないとなると自分の事なのに浦島状態になってしまう虞も…

1/15〜今のわたし〜08

一方、番組でいちばんのギャグだなぁと思ったのはロンドンでコーラス指導をする場面だ。例の"もたる"パートを光が実際に軽く歌ってみせているのだが、余りのその美声ぶりに思わず反射的に「(そんなに完璧に歌えるんやったら)アンタが歌たらええがな」と呟い…

1/15〜今のわたし〜07

一番のこの番組のハイライトといえば光が車から降りてくる場面だが―なんて風にblogを書き始めれば皆ドン引きしてフォロワ減るよと余計な助言をしつつ(でも何の事だかすぐ解った貴方も私の仲間です)、やはり目を引いたのは光の"監督/プロデューサとしての顔"…

1/15〜今のわたし〜06

映像つきでも疑われるものなのか、LIVEのヴォーカルを修正して放送したと主張する人が居るらしい(私は直接読んでない)。ルナティックなi_が言っても説得力ないのだが、何だか今のわたしはイライザを見事王族と誤解させて舞踏会後に高笑いするヒギンズの気分(…

28歳の誕生日おめでとう光

今迄何度書いてきたネタか判らないが、一生のうち今日触れない訳にはいかないだろう―「偉大なロックミュージシャンは27歳で死ぬ」というあのジンクスだ。若くしてこの世を去った彼ら(ジミヘン,ジャニス,Kコバーン,Bジョーンズ,Jモリソン等)は皆ロックの歴史…

1/15〜今のわたし〜05

「椅子デカイなぁ」とインタビューショットを見た誰もが思ったに違いないが、コレは、この番組全体がNHK制作のライヴPV集をフィーチャしたヒカル公式EPK(エレクトリックプロモーショナルキット/宣材映像の事)なのだと解釈すれば解り易い。多分多くのファンが…

1/15〜今のわたし〜04

「流石におとなっぽくなったなぁ」と初恋@WLを聴きながら呟いてはみるものの、でも11年前は「とても15,6の小娘の歌とは思えない」とか言ってた訳で「じゃあこの昔と違うおとなっぽさって何?」と訊かれると考え込んでしまう。「んなもん声が太くなっただけだ…

1/15〜今のわたし〜03

露出度を考えるとそんなものかもしれないが、視聴率5.5%は私には予想外だった。宇多田ヒカルの名の神通力云々はイイとして、ただシンプルにシンコレ2が40万枚を超えた事から「8%台後半位だろう」と勝手に見立てていたから。恐らく裏番組の健闘もあるのだろう…

1/15〜今のわたし〜02

「今」にフォーカスしていると云うに相応しくStudioLiveのテイクが2曲とも素晴らし過ぎる。溜息の出る様な惚々する歌唱、というか実際このテイクの聴き所は"息"だ。『ンヒッ』とか音を字で書くとマヌケなのだが以前Letters話で触れた通り私は変態ブレスフェ…

1/15〜今のわたし〜01

テレビも未々ハイクオリティなコンテンツを作る底力が衰えていない事を証明したかの番組だった。馬鹿にし方すら知らない位対象に対して無知でソレ故に天井知らずに居丈高にカンチガイを振り回して呆れられるのがNHKの伝統なのだが今度ばかりは相手が宇多田ヒ…

BlotInThePlot?

巧まれ過ぎて全く隙のない音韻構造を持つ感のあるGBH、あクマで推測だが、それでもやはり「ココは無理だったのね」と思わせる箇所がある。『白いワンピースが汚れようが』の"ヨゴレ"の部分だ。初めのヨの所は"甘い","寂し","焼けた"に合わせるならア段の音で…

閑話休題気味に

多少脇道になるがキスクラの話を出したので補足を少々。詞の音韻はGBHより明解で、Bメロをバスドラ"と",ハイハッ"ト",Bセク"ショ"ン,クリティカルヒッ"ト"、ハイテン"ショ"ン、とオ段で揃える一方(だから最後に丁度『日清カップヌー"ド"ル』がハマッた)、サ…

"期待"を導くスキル

残り香,残像,残響,呼び方は何れでもイイが、GBHの伏線の設えは未々ある。どうしても物語上『kissme』は2番と3番に配す必要がある。歌われるのは1度でも3度でもなく、2度だ。然し、ならば1番をloveme、2番をkissmeと1度ずつ歌った場合3番の『そしてもう一度』…

役割の立体交差

エ段からイ段への変化を担う『baby』にはもう1ッ役割があって、ソレは「楽曲の終結を予告する」役だ。ルール通りエの音をサビメロの(3回目の)リピートの中で使うと勢いがつきすぎてまだリフレインするかと聴き手が身構えてしまう所を予めココで優しくブレー…

伏線化路線職人

なるべくメロディの魅力は損なわず、ソレでも楽曲に構成美を与えたい場合は歌詞の変化で伏線を張るのが光の作詞術の特徴だ。件の"1番Aメロの語尾をエ段にする"のはサビへの、『廻る』は『OnlyYou』への各々伏線になっていた訳だがGBHには更に高度な伏線があ…

7週目7728枚

累積40万枚突破は当初から市場での成否をみる目安と考えていたので喜ばしい限り。勿論LIVEの好評やペプCMの威力、スタッフの継続的なプロモ(今日もお年玉企画で着ごえプレゼント)も大きいが、兎に角新曲の出来のよさ、コレが1番だわさ。暢気にツイートを眺め…

註:ンとウは相似音

エの段で攻めるサビメロから更に盛り上がるのがえも言われぬメロディを湛えた『おお万物が』のパートだが、ココにも勿論音韻構成上の工夫が施されている。ラス前のこのパートに至る迄光は文の語尾に一切ウの段の音を使っておらず(途中の"映る"位か)、ココに…

語尾と構成

兎に角エ段に強勢を置くサビに呼応させて、1番のAメロでは語尾をsummerday,楽園とエ段で揃えて1番全体を「AメロとサビでBメロを挟み込む」構成で聴かせている(コレが意図的である事はdayを"デイ"でなく"デ〜ィ"、楽園を"エン〜"でなく"エ〜ン"と歌ってる事か…