無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Reiwa Chaos Live Phases

ライブ・コンサートについての一般論を。 でその松岡先生のハープ演奏発表会で「いい日旅立ち」を弾いた人がいらして。これがなかなかに拙かった。ウグイス嬢(ナレーターさんね)が曲名紹介してくれなかったら私きっと何演奏してるのかわからなかった位に。…

Passion & Love (※ harp story)

22人の生徒さんたちそれぞれのハープとの関わり合い方からハープという楽器のありようみたいなものが浮かび上がってくると同時に彼女たちを繋げた先生の今のありようもまた浮かび上がってくるというのが松岡みやび演奏発表会のコンセプトだ。 先生に純粋に憧…

sonewhere far beyond (※ harp story)

松岡先生の技巧はもうとんでもないレベルで、ツイッタープロフィールを見たら世界3位だったと。1位になれなかったのはきっと運によるものだろうという位に巧かったよ。 他にも上手な人が演奏会に参加していたがレベルどころか世界が違った。特段難しい曲を…

ハープが繋いだ御縁を目一杯活かす愛の話の続き

前回の補足と補完。内容は大体一緒。 演奏会をただの演奏会に収まりきらない演出で催す美点は幾つもある。“ただの演奏会を”はともすると品評会になりがちで、どうしても技術の巧拙に注目が集まりがちだ。とすると、その演奏発表会を目指す先生としても普段の…

ハープの発表会の体裁をした何か

月曜日は銀座ソニーストアに行っていたがその前日の日曜日は池袋でハーピストの松岡みやび先生の発表会に行っていた。 先生の発表会、という言い方をしたが本来は彼女の教える生徒の皆さんの発表会だ。22名、だったかな。ハープという楽器のイメージからなの…

3DVRの感想の方も少しだけ。

九州の方で例を見ないほどの大雨だとか。このあとソニーストアデイズも福岡天神に詣でる。皆様どうかご無事で。 そうそう、話は前後するがそのストアデイズで周回遅れの(?)3DVR体験の方もしてきましたよ。凄い技術だね。今時の子達は(というおっさんな言…

3DVRの感想の方も少しだけ。

九州の方で例を見ないほどの大雨だとか。このあとソニーストアデイズも福岡天神に詣でる。皆様どうかご無事で。 そうそう、話は前後するがそのストアデイズで周回遅れの(?)3DVR体験の方もしてきましたよ。凄い技術だね。今時の子達は(というおっさんな言…

360Rの強みと弱みは表裏一体

360Rの強みは、今まで書いてきた通り音の出所の位置が明確な点である。方々から確実に歓声が響いてくる。故に人々に取り囲まれているように感じる。 そして、現時点での360Rの弱みもまた同様にその定位の正確さなのだ。いや寧ろ精確に過ぎるのがいけない、と…

コンサート会場にいるような臨場感の由来とは

360Rの強みはその定位情報の精度にある。各楽器の空間上の位置取りが細かい単位で切り分けられる為各楽器が分離よく…というかそもそも別々の場所で鳴っているので分け隔てる必要も無いというか。特に前後方向の情報が正確なので、感覚としては前面のスピーカ…

今日は更新しないと言ったな。あれは嘘だ。

ソニーストアデイズの360Rを体験してきた。第一印象を記しておく。 13.1chの概要は前方に8ch、後方に4ch、0.1chは確認し忘れた。家でも左後方に置いてて指向性ゼロで響いてくれるからこのチャンネルはどこに置いてても大丈夫なのだとは思うけれども、しまっ…

銀座之陣本日開幕

さて、本日から約1週間『Laughter in the Dark Tour 2018』ソニーストアデイズ東京銀座の陣だ。ここだけ集客がよすぎてオーディオ・ルームが抽選になったりした。痛し痒しだが、人気が無いよりはいいのかな。 既に大阪札幌名古屋で好評を博してきた。フォロ…

コンプの要らないメリット♪

引き続き小森くん師匠のインタビューから。 https://natalie.mu/music/column/344551 ── 一般的にはボーカルの音量にばらつきがあると歌詞が聴きにくくなるので、コンプレッサーという機材で音の大小を少し慣らしてレコーディングすることが多いのですが、宇…

映像商品の為に会場にマイクを30本立てた男

小森くん師匠、相変わらずキレッキレである。 「米津玄師、宇多田ヒカル、Official髭男dismらを手がける小森雅仁の仕事術(後編)」 ── こだわりが詰まった宇多田のライブレコーディング https://natalie.mu/music/column/344551 特に笑ったのはここだわ。 ─…

眠ってる間に脳は情報を整理してくれるからね

情報過多で逆に情報栄養失調ねぇ。読み書きそろばんにまだインターネットが組み込まれてないから仕方がない。本来義務教育で対処すべき問題。インターネットをまだ過小評価している人がいるんだろうな。文字の誕生、本の誕生、印刷技術の開発と並ぶ人類史上…

駅とか空港の掲示板でよくあるヤツ

さてNetflix英語字幕特集、『あなた』『道』とくれば次は『traveling』なのだがこれがまぁかなりいい訳なのだ。書き起こした英語を読んでいるだけであの『traveling』のイケイケな曲調が脳内に生じてくる。全文書き起こしたいくらいだがそれをやったらレコー…

駅とか空港の掲示板でよくあるヤツ

さてNetflix英語字幕特集、『あなた』『道』とくれば次は『traveling』なのだがこれがまぁかなりいい訳なのだ。書き起こした英語を読んでいるだけであの『traveling』のイケイケな曲調が脳内に生じてくる。全文書き起こしたいくらいだがそれをやったらレコー…

U3での圭子さんはよくメガネ掛けてたね

「メガネクリーナーふきふき」@いんすた。小林製薬の商品か。これでお金を貰ってたらステルス・マーケティングになるのかな? 朝の6時半に呟くのが効果的かどうかわかりませんが、全国のヒカル好きな小林さんはちょっと嬉しいかもね。 えぇっと、そうね今日…

something is letting us learn

英語の話ばっかりでなんだこれ授業か何かなのかよと思われてそうなので折角だからお勉強向きの一文も取り上げておこう。これまた『道』から。 元の日本語詞はこちら。 『人は皆生きてるんじゃなく生かされてる』 教訓的な一節ですね。ヒカルはこれをこう訳し…

近日点移動とは一般相対性理論において云々…

のんびりNetflixの『Laughter in the Dark Tour 2018』をチェックしているとすっかり忘れていられるのだが、ヒカルはこの数ヶ月新曲に取り組んだりしている筈で、色んな告知がもうそろそろ来てもおかしくないんだったな。 特に『#ヒカルパイセンに聞け2』の…

“自分自身の成功で”

『調子に乗ってた時期もあると思います』 『道』を初めて聴いた時、誰もがこのパートを面白いと思ったのではないか。この部分をヒカルはこう英訳した。 『There was a point when I let myself Get a bit carried away by my own success』 直訳しなおすと「…

ロイヤル=loyal=忠実な

梶さんの対談で「サブスクが成長する余地がある国はもう日本とドイツだけ」という話があった。https://media.fanicon.net/n/ne2de47d9d9de この二国は昔から人口が多く且つ敗戦国ということもあって(?)大票田、すなわち音楽消費地としてずっと市場から注…

どんなそんな気分?

Netflixの英訳字幕、勿論『あなた』以外の曲にもトピックが満載だ。 『道』のサビの最後の決め台詞は『そんな気分』と『これは事実』。後者の『これは事実』の方は『That's a fact』とほぼ直訳なのだが(不定冠詞が気になるが今回は触れないでおこう)、前者…

ペルソナの当て合い

全3回の梶さんの対談/インタビュー企画、なかなかに面白かったな。https://media.fanicon.net/n/ne2de47d9d9de レコード会社側がどれくらいサブスクリプション・サービスの消費概要を把握してるかを窺い知れて興味深かった。勿論全部喋っているわけではない…

『will still tremble』

他にも、英訳を見てイメージがより明確になった例がある。同じく『あなた』の歌詞のこの部分。 『あなたの生きる時代が 迷いと煩悩に満ちていても 晴れ渡る夜空の光が震えるほど 眩しいのはあなた』 ここをヒカルはこう英訳している。 『Should the world of…

『Let us accept』

英語訳を見て初めて気づくこともある。例えばこの『あなた』の歌詞。 『終わりのない苦しみを甘受し Darling 旅を続けよう』 これが英語訳ではこうなっている。 『Let us accept this never-ending suffering, And darling, carry on with our journey』 あ…

「上司が部下に言うような感じ」?

ヒカルが自らの歌詞を翻訳して世に出すのはこれが初めてではない。2004年、英語アルバム『EXODUS』をリリースした際に『Animato』の英語詞を日本語に訳してブックレットに掲載している。その時はつまり[英語→日本語]。それから15年経った今回は[日本語→英…

漸くNetflixの英語訳のお話

ヒカルの英語の歌の楽しみ方を身につける為にはまず日本語の歌の英語訳から入るのも悪くない。という訳で漸くNetflixの英語訳字幕の話をし始めようかなと。 「日本語の歌の英語訳」の何がいいって、既に何を歌っているか知っている事だ。日本語をほぼそのま…

「ちゃんと確かめる」。これだけだ。英語の歌を楽しもう。

ただ、ヒカルの場合日本語で歌う事が駄目になっても英語で歌えばいいからそれについては有り難い。恐らくフランス語も習ったのだろうしイタリア語もいけるかもしれない。中国語はどうだろうかな。日本で検閲が進めば、日本で歌を出さなくなればいいだけの話…

「検閲」=公権力が表現物を取り締まる事

昔からこの日記で政治的話題を取り上げるなら「表現の自由」についてだと言ってきた。理由は様々だがひとつ具体的にわかりやすいのは「作詞家宇多田ヒカルの活動に制限がかかる虞(おそれ)がある」という点だろう。 私がTwitterでもフォローしている星井七…

という訳で『Fantome』&『初恋』の話に移ろう

スタンダード感と感動は別物と認識している。先に挙げた『Letters』のように、斬新さや独自性もまた感銘や感心や感動を与える。心の動きの大きさはまた別なのだ。 『Fantome』と『初恋』の与える感動は桁が外れている。『桜流し』や『真夏の通り雨』に初めて…