まだまだ謎めいた『PINK BLOOD』の、何がいちばん謎なのかって、相変わらず「“Pink Blood”って、何?」という疑問に尽きる。アニメのオープニングで、曲中これでもかと何度もリフレインされるこのタイトルに、果たして何か意味はあるのだろうか。 特に自分は…
で今度は『PINK BLOOD』のヴィジュアル面の話。ヒカルが自ら紹介していた通り、早くもアー写が一新されてティザー映像“6秒て”もアップロードされた。これがまぁどちらも鮮烈でねぇ。 新しいアー写の公開のタイミングが、前回&前々回触れた『キレイなものは…
前回歌詞として触れたパート、 『誰にも見せなくても キレイなものはキレイ もう知ってるから 誰にも聞かなくても キレイなものはキレイ もう言ってるから』 ……この部分を今度は音で見てみよう。 符割りに沿って書き直すとこうなる。 「ダレ・ニモ・ミセ・・…
dアニメストアのデイリーランキングで「不滅のあなたへ」が第1位を獲得した。デイリーということでどの作品と同日公開かが大事なのだけど、「シャドーハウス」より上に来るとは予想出来ていなかった。事前の話題性ではそちらの方がずっと上だと思っていたの…
こうやって最新曲『PINK BLOOD』の音が一部とはいえ届き、ヒカルからの音と映像とアー写のプッシュがあると俄然そちらを注目してしまうが、勿論『One Last Kiss』EPのインパクトは未だ冷めやらないしまだまだ語る事が沢山ある。新曲が出るとすぐそちらに気が…
一昨日のヒカルのツイート。 @utadahikaru:今夜から始まる!オファーをいただいてから原作のコミック読んだらすごく面白くて、引き受けちゃった posted at 20:52:37 率先してオンエア日のオンエア時間に間に合うように(ちょうど二時間前だから予定通りなの…
でまぁ昨日アニメのエンディングで歌が流れた後ヒカルのオフィシャル・サイトもリニューアルされて壁紙まで更新された。UFOに連れ去られる人か連れ去りに来た女神様かというアーティスティックなアー写で、ヒカルも気に入っているのだろうツイートまでして誘…
漸く待望のTVアニメシリーズ「不滅のあなたへ(To Your Eternity)」の第1話が放送になった。なんとまぁ、原作へのリスペクトなのか作品への自信なのか、原作第1話をそのままアニメ化してきた! 少年がただ独り言を言い続けるだけの初回を。アニメ化って第…
『PINK BLOOD』に関してはもうただ聴くだけという感じなのでタイアップ先の「不滅のあなたへ」の話をしとくか。 主人公「フシ」のコンセプトが秀逸。その一点に尽きると言ってもいい程。生命の定義は難儀だが(恐らく未だ誰も出来ない)、「進化」という枠組…
今夜遂に『PINK BLOOD』初オンエア……というタイミングで、なんですか、『One Last Kiss』EPがオリコンチャートデイリーアルバムランキング4月10日付けで1位返り咲きですってか。推定売上枚数1384枚。 https://www.oricon.co.jp/rank/ja/d/2021-04-10/ ふむ、…
「プロフェッショナル仕事の流儀」で庵野秀明が「どこで仕事の線を引くのか」との問いに「締切」と答えていたのが妙に印象に残っていて。テレビを観ていた人達からは「あんた全然締切守ってへんがな」と総ツッコミを喰らっていたのだろうな。シンエヴァなん…
そして気がついたら「不滅のあなたへ」第一話放送まであと3日というね。おちおちゆっくり他の曲について語ってもいられないぜ。往復ビンタもろてる感。贅沢だなぁ……。 とはいえ、その主題歌たる『PINK BLOOD』に関しては何の情報も追加されていない訳で。明…
さて、前回書いたようにライブで仮にもし「新劇場版パート」が実現するなら 『桜流し』〜 『One Last Kiss』〜 『Beautiful World (Da Capo Version)』 という曲順がいいと思われる。だがDa Capoを、それこそ『Passion』のライブ・バージョンのようにパワー…
『Beautiful World』をライブで歌うにあたってどんなライブ・バージョンを構築するかというのは興味をそそられる点だが、それについて考える時にはまずコンサートにおける曲順についても考えなくてはならない。 曲順とアレンジは切っても切れない関係にある…
ライブ・バージョンの例としていちばんに取り上げたいのは『Passion』だ。スタジオ・バージョンを聴いた時点で既にどこか遙か遠くまで運んでくれるような神秘的な歌だが、これを生で体験するともっと凄いことになる。 『Passion』はスタジオ・バージョンのバ…
.という風に『Beautiful World (Da Capo Version)』の全容をみてきた訳だが、新劇版のオーラスという点を考慮に入れなければこれはこれで非常に興味深く聴き応えのあるバージョンであった事が(そして私がそれをそう捉えている事が)わかったかと思われる。 …
さて、やっとだな。Da Capo最後、都合7つの『It's Only Love』をみていくことにしますか。 最初の『It's Only Love』(4:23〜)は前に指摘した通りその前の節、『気分のムラは仕方ないね/Beautiful World』と『Beautiful Boy』の間で歌われているハミング…
そもそもなぜ『Da Capo』では終盤に『It's Only Love』を連呼する構成になったのか。オリジナルと何が違ったのか。それを理解する為には『It's Only Love』“ではない”ヴォーカル・パートに注目する必要がある。 あらためて『Da Capo』の終盤。 『Beautiful W…
『Beautiful World (Da Capo Version)』は、オリジナルとは異なり『It's Only Love』から始まらない。その代わりにエンディングで『It's Only Love』がマシマシになっている。 終盤の歌詞を比較してみよう。 オリジナルでは 『僕の世界消えるまで会えぬなら …
土曜日朝のヒカルのツイートがまたバズったなぁ…。 @utadahikaru:今までの新劇場版の曲はその都度大まかなプロットだけ聞いて作ったけど、今回は台本を読んで最後のシーンを思い浮かべながら、曲の第一音(イントロのシンセ)からプログラミングと作曲を始め…
前回みたように、Da Capoでのヒカルの歌唱は「鼻声効果でより少年ぽさが増したメインヴォーカル」と「大人の色気を振り撒く低音を響かせるバッキングコーラス」という振り幅の広い歌声を複数駆使して構成されている。 そんな中でその両方が奇妙に交わる音が…
Da Capoではヒカルが 『寝ても覚めても少年マンガ 夢見てばっか 自分が好きじゃないの』 のパートの『ばっか』の部分をオリジナルに較べて柔らかく可愛らしく歌ってくれている。ここがホントにツボでねぇ。いやっほぉっ!ってなったよ。 映画館で最初聴いた…
鼻声の何がいいって、それがとっても「エヴァっぽい」からだ。 もしかしたらDa Capoでのヒカルの歌唱が鼻声になってしまったのは(前回推理したように)不可抗力だったのかも知れないが、結果それは幸運だった。 『Beautiful World』のオリジナルがリリース…
『Beautiful World (Da Capo Version)』のヒカルの声を聴いてまず最初に殆どの人がこう思ったのではないか。 「めっちゃ鼻声!」 って。 もしかしたら世の中には「鼻声エフェクター」なるものが存在していてわざと鼻声エフェクトをかける人もいるのかもしれ…
『Da Capo』でのヒカルの歌唱をみていく前に、『Beautiful World』という楽曲自体の偉業ぶりについて振り返っておこう。今回の『One Last Kiss』EPを聴いていてやっぱりオリジナルの『Beautiful World』は凄い曲だったんだなと認識を新たにした。 この曲がリ…
さて駆け足で『Beautiful World ( Da Capo Version) 』の構成をみてみてきた。5回使っといて駆け足もないもんだがこれでも結構端折ってるのだよこれでも。 でそれを更にざっと振り返ってみますと。要するにこれは 「『Beautiful World』という楽曲をパーツに…
既述の通り、ベースサウンドが入ってきてからの『Da Capo』は『Beautiful World』の本格的な“Rebuild”に取り掛かる。オリジナルでは総て揃って鳴らされていた様々なサウンドを順々に一つずつ組み込んでいくのだ。 ベースが入ってきたあとバスドラのキックが…
2分39分を過ぎてベースが入ってきて漸く楽曲は熱を帯び始める。「始まったな」「ああ、全てはここからだ。」てなもんだ。 TwitterでDa Capo検索をしてみたところ、ここで入ってくるベースラインの評判が頗る良い。突出して取り上げられてると言っていい。こ…
最初に『Beautiful World/Beautiful Boy』のコーラスを二回繰り返した後にやっとヒカルのメイン・ヴォーカルが動き出す。ここまでで既に1分31秒。『ぼくはくま』だったら感想が終わって三番に入っている長さだ。歌詞はオリジナル同様最初のサビの部分になる…
月曜の朝から楽曲詳細分析だと書いてる方のテンションが追いつかないのでワンクッション置くわいね。 ヒカルがツイートした通り、『One Last Kiss』MVのYouTubeでの再生回数が20日間弱で2000万回を突破した。勿論2010年に開設されたオフィシャル宇多田ヒカル…