無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

身近な短さ、流される長さ。

音楽が単一の楽曲として成立する為にはどれ位の"長さ"、演奏時間が適当或いは必要だろうか。ポップソングの演奏時間。昔なら2〜3分、今は4〜5分といった所だろうか。確かにCDシングルを買って曲が一分半とかだったらちょっと損した気分になるかもしれないか…

glocalization

よく"世界に打って出る"と海外進出を打ち出す例があるが、どうもそこに"旅行気分"が差し挟まれてる感じが否めない。当事者というより、こういう煽り文句を付加する記事を書いた人の意識が反映されている感じがする。旅は、いつもは居ない場所を目指し通り過…

タイムマシン・オルタナティヴ

では、その、必ずinconsistentとなる、即ち首尾一貫性のない、どこかに矛盾を孕んだ"タイムマシン"という概念は、一体全体何であるのか。妄想とか錯覚とか幻想とかいって片付けるのは簡単だ。簡単故にその解釈はつまらない。だから私は片付けない。お陰で部…

Integrity & Consistency

ニュートリノが光子より速く到達したというニュースが話題になり、タイムマシンが実現可能かなんてところまで話が飛んでいる。各専門家は火消しに(呆れながら)躍起になっているが、今回の実験結果の云々にかかわらずタイムマシンは実現不可能である事を強調…

PRT20110924 3:00~4:00

27:59:25 MAKE LOVE LIKE A MAN(LIVE) DEF LEPPARD ライブアルバムから来日公演という流れが吉と出たかGCDでランクアップ。 27:48:49 FAMINE OPETH なんかもう各所で大好評のOPETH、遂に全米TOP20入り。この曲は新譜から。MASA曰く、フルートの邪悪な使い方…

太古の象の太鼓の話

そうか、"最後の1行"は結局使われなかったのか…すっかり失念していたな…(ぶつぶつ)。気を取り直して。前に言っていた80年代、90年代、00年代のプログレメタルの盟主新譜三連発のトリを飾るMastodonの「The Hunter」、期待以上の出来映え。曲はコンパクトに…

隙間を埋めて

そうか、今日で@utadahikaruの呟き一周年か。そしてフォロワー70万人突破。ダブルでめでたいぜ。応用範囲広いなこのフレーズ。開始当日の呟きを眺めてみるとなるほど、ちょうど嵐の女神の歌入れ当日だったのか。最後に出来た歌詞の一行がどこだったのかは気…

遠望

これだけ甘い甘い言ってるのに"甘いワナ〜Paint it, Black"が出てこないのはなぜなんだぜ。いやあの歌の歌詞今回のテーマと殆ど関係ないから(と少なくとも今の私は思っている)。サンジの左目並にあっさりスルーしながら話を続けようか。漸く嵐の女神で自分自…

甘えん坊

許し、といえば嵐の女神が思い浮かぶ。この歌では、許しとは与えるものだ、という観点に立ちまず許しを与えるのだが、誰に与えるかといえば自分自身に対して、である。そのまま素直に読めば、次の『お母さんに会いたい』と告げる事、こう口を開く事を自分自…

甘えん

時系列順としてはまずWINGSがKeep Tryin'のカップリングとして発表され、次にThis Is Loveがアルバム先行配信限定シングルとしてリリースされた。歌詞をもう一度復習しておこう。『お風呂の温度はぬるめ あまえ方だって中途半端 それこそ甘えかな』 『Oh 痛…

甘え

普段から「甘えるな」とひとに言わない事にしている。自分が人一倍甘えん坊なものだから「おまえがいうな」状態に陥るのが目に見えているというのもあるのだが、何よりもこの一言の効能が以前より薄れてきていると感じているからだ。昔は鬱状態に悩んでいる…

不凋花と月の祈り

今年の邦楽ベストチューンはこのまま行けば断トツでLIV MOONの"アマラントスの翼"だな〜(なんて言える程邦楽聴けてないけど。代わりにアニメを沢山みてみた)、そいで洋楽ブライテストホープはMoon SafariとAmarantheの一騎打ちの予感。という訳で今夜は月と…

味の向こう側

今季のアニメが軒並み最終回を迎えつつあるが、自分の観た中ではやはりなんだかんだ言って輪るピングドラムがいちばんポテンシャルがあると思う。といってもこの作品は2クールで来季も続く訳だが、瞬間風速的なクォリティー、第1話や第9話でみせた密度の濃…

嵐の女神と風の少年

こんなに強い風は聴いた事がない―いや台風凄いね。音を聴いて恐怖を感じるなんていつ以来だろう。実際、足を踏ん張らなければ立っていられない強風というのは生まれて初めての経験で、その嘶く風の音(ね)の喚起する感情のプリミティヴィティには吃驚した。幽…

変化休

前回は、昔の光の喋りはそんなに負荷なくシミュレートできる、昔は随分苦労したのにちょっとは成長したのかな、なんて事を書いた。しかしよく考えてみれば、たった今現在の光の喋りをシミュレートするのは相変わらず、いや昔以上にずっと難しい。昔の光は、…

Wild Idea, Wild Life

私には誰にも自慢できない特技がひとつある。頭の中で、歌手にその人が歌った事のない歌を歌わせてそれを楽しむという技だ。なるほど、ただの妄想なので人に自慢しようにも全く方法がない。これが聴覚でなく視覚の「もしもシリーズ」なら絵を描いてみせれば…

歌唱評価

歌の一般的な評価に関しては、まだまだ宇多田ヒカルの地位は揺るぎない。というか、今後恐らくずっと変わる事はないだろう。もし何かアクシデントがあって未来に声が出なくなったとしても「昔は凄かった」と誰かが言う。そして今は"当時の"映像がすぐ検索さ…

どや顔

ヒカルの歌唱法において唯一、でもないけれど技術的に昔の方がよかったなぁと思うポイントがひとつある。それは"自信"である。自信の何が技術なのかという感じなので、その話をしよう。極初期のヒカルは、歌う時自信満々だった。どうみても「どうだ俺は歌が…

声のアプローチ

ヒカルの発声の変化は、音楽性の変化でもある。90年代は柔らかく細い声で、マイクロフォンを最大限活用した歌い方をしていたが、今はチェロやピアノ一本をバックに歌い上げてもサマになる声量豊かなスタイルもこなせるようになっている。R&Bベースから、幅広…

Talk Of Salling Satan,She is…

金曜夜が毎度鬼門なのは一週間の疲れがたまっているからかな、と何となく思っていたが、よく考えてみればエントリーがとっちらかるのは内容を入れ込み過ぎるからだ。ひとことでいえば考え過ぎなんだな。光の挙動不審な振る舞いや喋り方って、つまり大体こう…

Oops,Opeth Crops Pops anything

Opethの音楽は常にどこまでも徹底してOpethであり、曲調が静と動を激しく行き来してもその世界観に些かの破綻も生じない。故に鳴ればすぐOpethとわかる反面、その世界に入るきっかけを失った者はどれだけ聴いても退屈で仕方がない。逆にこの世界観に感性が符…

StayCool ,Playloud & Stay Gold

Stay GoldのWild Lifeバージョンは、阿部ドラムと種子田ベースの参加が、やはり最大の特徴である。元々スタジオバージョンはベースレスでピアノをメインに作られたこの曲は、サウンドの芯の無さを浮遊感に変えて幻想的なムードを醸し出していた。光が幽霊云…

風薫る軽快なドラミング

Wild Lifeのサウンドを大きく左右しているのは、以前述べた通り阿部薫のドラミングである。特にBLUEの重苦しい世界観に涼やかさを運んだ軽快なグルーヴは特筆に値する。具体的にどこらへんであのスウィングし過ぎない、かといって躍動感も失わない絶妙なバラ…

ぽさ

実は今月はプログレメタラーにとっては注目盤が立て続けに出る月で。80年代デビュー、90年代デビュー、00年代デビューの各世代の"大御所"たちが続けざまに新譜をリリースする。ほくほくである。先週はDream Theater、今週はOpeth、そして月末はMastodonとい…

polish

Wait & See〜リスク〜を最初聴いたとき、Dream Theaterの1994年の名作「AWAKE」の事を思い出した事を思い出す。当時彼らは1992年の2ndアルバム「Images And Words」が大ブレイクし、取り巻く環境が激変していた。その慌ただしさの中で作り出された「AWAKE」…

いきなりロアルドダール出されても;

光からツイートが来たのはいいが、今日はダールの誕生日だそうな。チキチキバンバンは見たぞ〜くらいしか返せないので、深く掘り下げない事にする。チャーリーとチョコレート工場が映画化されたので一気に有名になった、のかなぁ。それ以前から好きな作家だ…

斜行事例

Wild Life=野生生活の事を『自分のケツは自分で拭く』と相変わらずおっさんみたいなタトエで形容したヒカルだが、ここでいう"自立心"というのは"社会的立場に見合った"という注釈付きである事を忘れてはいけない。今迄"護られてきた"というのも、常識から考…

Can't Wait 'Til time will tell

Single Colletion Vol.2の新曲(とは流石に言えなくなってきたけど)5曲はいつ聴いても本当に素晴らしい。HEART STATIONアルバムが出た時、何か最高傑作と断言するのを渋った覚えがある。過去の作品群と比較した場合確かにGreatestなのだが、そこから見えてし…

FL〜FoL

Wild Lifeの特典映像で、恐らく誰もが気になっているのが光のFirst LoveとFlavor Of Lifeの曲順に関するコメントであろう。私も実は気になっていて、しかし未だにその真意をはかりかねている。それを踏まえた上で、なんか書く。結果として曲順がFL〜FoLにな…

目を白黒

さて、そろそろ急展開が期待される第9回が放送となる(となった)MBS『輪るピングドラム』だが、このアニメでは頻繁に地下鉄の場面が登場する。作品の性質上、及び単なるダジャレとして、このアニメではモブ(群衆)がピクトグラムで描かれている。"非常口から走…