無意識日記々

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2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

庵野秀明という男…の子?

庵野宇多田対談を通じて、私はどこか庵野監督にずっと共感していた。いちいち彼の言うことがもっともだなと思いながら聴いていた。一方でヒカルについては、特に何も言わずに庵野監督の話を聴いている時に何をどう考えているのかがわからなくて…それで不安に…

2021年後半スタートを前に

2021年も今日で上半期完遂っすか。今年も半分が過ぎていく…。 上半期の宇多田ヒカルは対外的には『One Last Kiss』の特大ヒット、これに尽きるのかな。YouTubeではそろそろ4000万回再生はいつになるかという時期に来ているし、ストリーミング全般を足し合わ…

土曜のインスタライブの「映画っぽさ」

前回も触れた通り、今までと違って一昨昨日のインスタライブは、ヒカルが構成を考えていた点が特筆に値する。 庵野対談では「喪失」をキーワードに自らの作詞とシン・エヴァのストーリーに共通点がある事を指摘した。それに応じて庵野監督も、「詰まる所この…

「知ってた」で済ますんと違たんかい

一頻り結構濃密な問答が一枠目の庵野対談、二枠目のパイセン問答と続いた最後に取り上げられた質問が「目玉焼きに何をかけるか」問題。和んだ。 この押し引きですわな。こうでないといけないというか、センス・オブ・ユーモアの持つ救いの力ってさり気ないか…

Beautiful Face's Phase Has Begun.

嗚呼、飲ん場稲荷発言(なんだそりゃ)がプチバズってんのね。本来なら「知ってた」だけで済ますとこだけど…やっぱそれで済ましとくか。 あと新曲の音がもうどこかで流れてるようだけどレーベルから発表あるまでは聴かないのであしからず。これもいつも通り…

その姿勢、どうなのよ?(言ったもん勝ち早いもん勝ち)

あー、うん。 あー、、、うん??? 何なに、どうなってんの一体?? 資生堂のグローバルアンバサダーに就任して7月からヒカルがCM“出演”ですって?? もう銀座資生堂にポスター貼ってあって新曲入りの国際プロモ映像がアップロードされとると? あんたら…

何もかもが仕方が無い

前回は色々言ったけれども、やっぱり明日夜は楽しみで仕方が無い。24時間後には宇多田ヒカルが生で顔出しで喋ってくれるんだよ…僕ら気づきにくいけれど、あの人歴史上の人物だからね? 23世紀の音楽室には肖像画が飾られている人だからね?(そんな時代に絵…

ワクワクと枠組の思惑

♪ワクチン ワクワク ワクチン ワクワク ♪ワクチン ワクワク ワクチン ワクワク ♪Uh〜〜〜〜〜 ♪ワクワク ワクチン …などというしょーもない替え歌思いついちゃったからには書かずには居られなかった(笑)。こんな他愛のないのでもきっとクレームとか来た…

『からヤメ』

『PINK BLOOD』の 『傷つけられても 自分のせいにしちゃう癖 カッコ悪いからヤメ』 の部分は初めて聴いた時『ヤメ』のインパクトが凄かったよね。これが英訳詞だとこうなっている。 『The habit of blaming myself whenever I get hurt is really uncool So …

次作収録曲の生演奏再現性について

『PINK BLOOD』はライブでの再現が難しい、という話をしたが、それは『One Last Kiss』も同様で、特に後半のA.G.クックパートはヒカルがどれをメインに歌ったらいいかわからない程でな。もう全部シーケンサーに任せて舞台袖に引っ込んでもいいくらい。 …

PiNk BlOoD〜♪ pInK bLoOd〜♪

『PINK BLOOD』の今迄に無い点は、タイトルを歌う際のメロディが不定形なことだ。 リフレインというのは言葉とメロディが分かち難く結びついている。例えば、史上最強のワンワード・リフレインである『traaaaavelin'♪』なんかはこの言葉と音程でないと成り立…

林檎ロスレスロス疑惑

恐らく昨日から『PINK BLOOD』MVの配信販売がスタートした、ようだ。ところが公式からの宣伝が無い。お昼にメルマガは届いていたがインスタライブの告知だけ。どういうことやねん。 自分はdミュージックストアからの宣伝メールで知った。まぁ買ったのはいつ…

Wrapped in a rap time.

つやちゃんさんとのインタビューでヒカルが言ってた中で面白かったのが『Kiss & Cry』の没歌詞の話だ。 『そこで、突然思いついてぶっこんじゃおうかって思ったけどさすがにできなかったのが「宇多田ヒカルが19で結婚」とか、そういう…ラッパーだったらなん…

四日後生配信!

嗚呼、やっとインスタライブの日取りが決まった。2021年6月26日土曜日日本時間21時から。やっとカウントダウン出来ると思ったらもう4日しかないというね。 昨年は5週連続日曜日だったし先月も(あれ先月か!)日曜日だったからてっきり日曜日配信だと思い込…

“はぁ”??

『PINK BLOOD』はヒカルが言う所の『My relationship with myself』な作風への端緒となる位置付けになりそうな楽曲だけあって、ひたすらに「私」と「自分」が出てくる歌である。日本語詞では主語が曖昧だった部分も、ヒカル本人による英訳詞によってその尽く…

インスタライヴ・イヴまだぁ?

あら、エルエムワイケイさんこのタイミングで動くの? レーベルとしてのスケジュールどうなってんでしょね。そんなに人員居ないと思うんだけれどもRIAって。まぁ様子を見守るしかないか。 そいでこちらはいつインスタライブ告知があるかと見守っていたら6月…

『あなた』の『部屋』と『床』

おいおい、今夜の(向こうは昼間だが)ヒカルのインスタ更新は英語の「敬称」の話かよ。これに触れるのは厄介だな…結構入り組んでるから、触れるにしても来週にしよっと。これは一筋縄ではいきませんよ、えぇ。 そういえばアタシからの呼称はここでは伝統的…

『PINK BLOOD』= "teardrops" !?

目下最新曲の『PINK BLOOD』。そのタイトル発表当初から言われてきたのが、 「そもそも『PINK BLOOD』って、、、何?」 という根本的な疑問だった。この二語で一体何の事を指し示しているのかと。 で、ついさっき某所で今までで一番腑に落ちる解釈を知った。…

『まあ、そんなのお互い様か』

ちょいと話が逸れる。 前から触れているが、『One Last Kiss』の 『まあ、そんなのお互い様か』 は本当に革命的だったなと。沁々痛感している。 その前段は如何にもな宇多田節なのだ。 『寂しくないフリしてた』 は。『フリ』はホントに頻出の単語だからね。…

掌から溢れる、球。

『PINK BLOOD』MV添付のヒカル直々の英訳詞、今回もキレッキレの美文が並ぶが、その中でもとりわけ私の目を引いたのが次の一文だ。 『As I walk to your room A handful of teardrops fall to the floor』 ─これは日本語歌詞でいうと 『あなたの部屋に歩きな…

とっとともっと

宇多田ヒカルのAメロのイメージといえば、ひとつには低音でじっくり歌い始めるあの感じがある。 『最後のKissはタバコのFlavorがした…』(First Love) 『友達でも恋人でもない中間地点で…』(Flavor Of Life) 『人間なら誰しも当たり前に恋をするものだと……

還る時代

『PINK BLOOD』のサイコロパートは『Passion』に於ける年賀状パートとよく似た機能を果たしているという話だが、直接参照すべきなのはやはり『誰にも言わない』でな。 『誰にも言わない』は楽譜上では5つのパートが5分の中に犇めきあっている大変密度の濃…

シックなヒカルと疾駆する馬

『PINK BLOOD』MVの最後に出てくる馬たちは完全に『Passion』へのオマージュだ。他にも人間万華鏡は『COLORS』MVを彷彿とさせるし、全体的な色遣いは『Be My Last』MVなんかも思い起こさせるが、馬のパートに関しては確信的だろう。というのは、それを挿入す…

どうみてもノッカーでした

で。球といえば、「不滅のあなたへ」の主人公フシの初期状態だ。何の器も獲得していないマッサラを球体で表現するのはそれがどこにも偏らない存在、図形だからだろう。だから『PINK BLOOD』MVにも「不滅のあなたへ」の影響はあるのかな…?というのが今回のテ…

等方性と周期性を表す円と球

最初『PINK BLOOD』のミュージック・ビデオを観た時、映像とヒカルの美しさには感銘を受けたものの、イマイチそのテーマというかコンセプトが見えていなかったのだが、週末に銀座の展示会に行ってきて嗚呼なるほどそういうことかと合点がいった。もっとシン…

ここからもっと感動させるぞぃ

「不滅のあなたへ」がdアニメストア2021年春クール「今期で一番感動したアニメ」部門で第一位を獲得したそうな。おめでとうございます。 確かに、今クールで他に感動系に当て嵌る作品無さそうだもんね。シリアスでテーマがキッチリしてて、ギャグに走らない…

ファンピク2021開催決定!?

おいおいおいおい、前回の続きを書こうと思ってたらこのタイミングで新しい告知とはねっ! (スタッフの)仕事にも精が出る金曜の午後っすな! 昨年8月31日夜に開催された『HIKARU UTADA Live TOP FAN PICKS』を今年もやるんだと。YouTubeプレミア放送で過去…

大事/valued

週のはじめに『PINK BLOOD』は「結論としてポップ」であると書いた。ポピュラーミュージックとして流通するのは氷山の一角に過ぎなくて、宇多田ヒカルの天才は見えていない水面下にその大部分があるのだと。 『PINK BLOOD』の歌詞は、そのヒカルの今の曲作り…

『上等な小説』

通常の構成の楽曲であればAメロと呼ばれそこでなら本来都合二〜三回は繰り返されていたであろうパートが『PINK BLOOD』では曲中にたった一回だけ登場する。 『他人の表情も場の空気も上等な小説も もう充分読んだわ』 この段落のメッセージ性は非常に強烈だ…

said/もう言った後だから

『もう知ってるから』が『I already know it is』、 『もう言ってるから』が『I already said it is』、 とそれぞれ訳されたのもまた有益な情報だ。というのも、最初に聴いた時に「誰がもう言ってるの?」と疑問に思えたからだ。I、私だったのね。 『誰にも…