無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

バラード化の是非今昔

『DISTANCE』の伸びやかなメロディを聴いているとあー確かにこれはバラード向けだわと今なら思えるが当時は全くそんな事考えてなんてなくて、勿論『FINAL DISTANCE』という“アルバムタイトル曲をシングルカットかと思いきや全く違う何か”に触れた時は驚愕し…

訳詞だけ新しくしてみるテスト

ヒカルがダボス会議で歌ったのは確か青天の霹靂でなんの前触れもなかったのではなかったかな。当時はファンサイトに出入りしてなくて誰とも会話していなかったので記憶があやふやだわ。なんかいきなりあの謎メイクの映像が飛び込んできたような。いつの間に…

第12回「日本ブルーレイ大賞」音楽賞受賞

SARSやMERSに続くかとコロナウイルスの新型が話題になっている。今後の展開はわからないが今のところインフルエンザの方がずっと危険なようだ。メディアの騒ぎ方が面倒臭いといったところか。 数日前、オランダ首相がナチスの大虐殺に加担?した咎を史上初め…

MVが話題にならない昨今

そうか、今日は『traveling』のDVDシングル発売記念日か。18年前。後にも先にもDVDシングルでこれだけ話題になった作品もない。楽曲もバカ売れしたが、映像の印象度としてはキャリア中最高だ。デビュー曲の中腰ダンスも皆の記憶に刻まれているが、コスチュー…

ヒカルの半分の歳の歌手の話から

先日のグラミー賞は主要4部門をビリーアイリッシュが独占するというクリストファークロス以来38年振りの快挙を成し遂げたんだとか。ふーん。 ビリーといえば昨年環境問題を取り上げた楽曲とMVが話題になっていた。10代の少女がそういったイシューに触れると…

横たわるフェミニズム

10代の頃のヒカルは女性の社会進出と権利に関する私見を臆面無く述べる傾向にあった。先日触れた『B&C』の「アダ&イブとボニー&グライド」」のエピソードもそうだ。キリスト教全体に対するとまではいかないものの、そこにある女性蔑視観についてハッキリと…

バナナブレッドをふと思い出し

去年のヒカルの呟きを思い起こすと、仕事を匂わせる発言もあった。実際、椎名林檎とのデュエットや井上陽水トリビュートなどがあったのでそれで問題なかったといえばなかったのだが、例えばこの3月のツイートなどはどうだろう。 ***** ***** @utadahikaru : …

22年前と14年前と1年前の反省

今日はCubic Uのアルバムデビュー22周年記念日。アメリカではインディーズだったが日本ではしっかり東芝EMIという大手からリリースされているのだから普通にヒカルはプロになって22年と言っていいかと思われる。人生の3分の2か……。 ところがこのCubic Uへの…

「世間」の言葉

大衆が相対的な概念、対象である事に前回触れた。構成員の含不含はテーマに対する専門性や興味の有無であることも。 一方で、タイミングや立場というものもある。 卑近な例でいえば、例えば新年の親戚同士の集まりであったり同窓会であったり。……と例を出し…

大衆考察

ヒカルは常々自分はPop Musicを作っていると公言してきた。故にこちらも文脈上「一般人」とか「皆」とか「世間は」とかデカめな主語を持ち出して話すことが多い。その度に「(それって誰のこと?)」と付け加えてきたのだが今回はそれについての話。 大衆と…

謗られても素知らぬ顔で

昨年末のM-1グランプリ、ミルクボーイが史上最高得点で優勝したのは記憶に新し……いのかな。おっさんの感覚だと1ヶ月前って“ついこないだ”なんだわ。 「コーンフレーク」と「もなか」のネタ自体の強力さも然る事乍ら、大きく印象に残ったのは立ち位置右の内海…

ライブの雰囲気は観客人数に左右される

自分の場合ライブ会場では舞台上のパフォーマンス以上にオーディエンス、観客、聴衆の方に注意が向いている。やはり、ひとつところに一定の傾向をもった人間たちが集まるのは興味深いもので。コンサート前後は勿論、コンサート中もひとつひとつのパフォーマ…

自立していて、曲として大人。

という訳で日記に現れている通り今週は小室哲哉のサウンドを沢山聴いている。やっぱいいなぁ。 小室哲哉本人はヒカルが出てきた時に負けたと感じたらしいが、単純に書いた楽曲の数と総売上に関してはヒカルは全く及ばない。『First Love』や『Flavor Of Life…

走り抜けたB&C

ヒカルが『B&C』の歌詞を書いた時のエピソードを大昔にメッセで語っている。 ***** ***** 1999.07.04 「有名なカップルをテーマにした曲書いてみない?」ってプロデューサーさんが言い出して、彼はアダムとイブをプッシュしてたのね。でもそれってちょっと私…

毎年1月22日は「カレーの日」だそうで。

今朝の【今日は何の日宇多田ヒカル】では5年前のこんなツイートを取り上げている。 ***** ***** ちょっと遅くなっちゃったけど、誕生日を祝うメッセージ送ってくれたみんなありがとう(^0^)「人生ってけっこう長ぇな…」と思った32才の誕生日でした。バ…

拡散しちゃダメよ

声優の石川界人が降板騒動?を起こしているそうで。 ***** ***** 【重要】越乃寒梅の声優交代に関して 越乃寒梅役の石川界人さんにつきまして、ご本人のラジオ内で一部配慮に欠けた発言があり、その発言に対して不適切とのご意見がありました為、弊社より要…

日本語民はサビが英語でも気にしない

ヒカルが同じ曲で日本語詞バージョンと英語バージョンの2つを書く際、単に歌詞だけを弄るのではないのは御存知の通り。『光』と『Simple And Clean』ではサビのメロディが異なるし、『誓い』と『Don't Think Twice』でも幾つかメロディ自体が異なるパートが…

英語リフレイン曲の作風遷移

TM NETWORKといえば、80年代「サビで大胆に英語のリフレインをぶちこんでくる」スタイルの先駆けのひとつだった。彼らの出現でシーンにはそのスタイルを模倣する音楽が溢れ……るほど当時の彼らに影響力はなかったけれど(寧ろGet Wildがネタ化している今の方…

小学生の頃からファンです

宇都宮隆という男が居てだな。ご存知TM NETWORKのフロントマンなんだが。 彼はシンガーとしての能力は決して高くない。声域は狭くないし声量もそこそこ。音程の正確さもライブは勿論のことスタジオ盤でも危うい。英語の発音もいいとはいえないし、日本語の発…

国内と海外での生誕祭の熱気の違い

昨日は生誕祭が日曜日ということでいつも以上にTwitterのタイムラインが賑々しかった。皆好きねぇ。 そんな中アンオフィシャルなツイートでいちばんバズったのはUBLOGさんのバースデイツイート。言わずと知れた海外サイト最大手さんだ。この度ちょうど1000フ…

それがどうしたって言われれば何も無い

おっとっと、今年は誕生日が日曜日なんだな。次に日記を書く時にはヒカルはもう37歳かもしれない。それがどうしたって言われれば何も無いんだけど。 10年前は「26歳のヒカルのライブを観たんだぞ俺は」とか自慢していた気がする。勿論、それがどうしたって言…

Knockin' on Hikaru's Door

『初めて嗅ぐ人がいて完成するみたいなそういうタイプ』という一言には大変導かれている。新しい扉を開いて貰ったみたいなそんな感じ。 そういえばヒカルの歌詞には『扉』『ドア』が幾つも出てくる。パッと思いついただけでも 『何度も同じ扉の前に辿り着い…

日本語で進行してサビのキメは英語のリフレイン

英語詞曲と日本語詞曲という分け方をしている/出来るのは宇多田ヒカル名義とUtaDA名義が明確に別れていたからであって、そもそも宇多田ヒカル名義の曲では歌詞が日本語と英語のミックスなんたよね。 大体、日本語曲といっても初期は曲名が英語な歌が大半で…

日本語で進行してサビのキメは英語のリフレイン

英語詞曲と日本語詞曲という分け方をしている/出来るのは宇多田ヒカル名義とUtaDA名義が明確に別れていたからであって、そもそも宇多田ヒカル名義の曲では歌詞が日本語と英語のミックスなんたよね。 大体、日本語曲といっても初期は曲名が英語な歌が大半で…

日本で英語曲を歌う可能性

ライブコンサートとしてのクォリティは『WILD LIFE』や『Laughter In The Dark Tour 2018』の方が上だろうが、『In The Flesh 2010』にはそれらには希薄な自由や解放感が漲っていた。ヒカルが何をしてもよかったから。 選曲に制限は無かったし、MCも日本語英…

In The Flesh 10周年

10年前の今日、『Utada In The Flesh 2010』米英ツアーがハワイホノルルのパイプラインカフェから始まった。当時そこに居合わせた者としては実に感慨深い。あれから10年か。 毎度言っていることをまた繰り返すけれど、普段の『宇多田ヒカル』としての活動は…

ヒカルさん15歳頃の歌詞構成術

前回最後駆け足過ぎたかな。もちょっとだけ具体的に書いておくか。 『In My Room』に関しては前に述べた通り。 1番サビ2節目:夢も現実も目を閉じれば同じ 1番サビ4節目:ウソもホントウも口を閉じれば同じ 2番サビ2節目:夢も現実も目を閉じれば同じ 2番サ…

組細工から香水へという流れ

ヒカルの歌詞の分類を考え眺めていると、つくづく「歌詞」というジャンルは独特の価値観と方法論が必要だなと痛感する。 音楽が基調にあるとはいえ基本は言語、言葉だ。言葉である以上受け手の記憶に訴えかけるしかないのだが、そこでどれくらいの具体性が出…

コウモリのコスプレ

この間【今日は何の日宇多田ヒカル】で『さきほど、生まれて初めて、みそ汁を作りました!』という内容のメッセを紹介した。2009年なので11年前のだ。 人は味噌汁を初めて作ってから11年もすればこどもを連れ立ってコウモリのコスプレでママ友と交流するとこ…

香水と組細工

でもまぁやっぱり白眉はこれだよね。 ***** ***** もしかしたら あの 作詞家としてはいろんなタイプがもちろんいますけど 私自身と近い方向のグループ分けできるような タイプなんじゃないかなと これを作りたいとか こういうものを作りたいとか こういうも…