無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

あまえんぼたちのかくれんぼ

前回に引き続き、もう少しULTRA BLUEの楽曲の歌詞の連関について整理しておく。昔書いたからって省略してる事柄が多すぎでござった。そういうのもちゃんと網羅して辞書的に書き下さねばね。This Is LoveはBLUEをはじめとしたブルーな楽曲群に対するまとめて…

かすんで見えない絵と額縁

海路の『船が一隻黒い波をうつ たくさんの景色眺めたい 額縁を選ぶのは他人』の一節は、BLUEの『琥珀色の波に船が浮かぶ 幻想なんて抱かない かすんで見えない絵』への返答になっている。まず、船の様子が変化している。BLUEでは『浮かぶ』となっていて、こ…

2014年09月29日のツイート

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冷たい言葉と暖かいキスはおあずけ

もう一度、ULTRA BLUE各楽曲の関係性を整理しておこう。並べてみると結構ややこしい。主軸となるのは正反対の楽曲、This Is LoveとBLUEだ。This Is LoveとWINGSの関係性はわかりやすい。『じっと背中を見つめ抱きしめようか考える』WINGSは、結局抱きつけな…

『(さあね)』、『(だあれ)』?

無意識日記を読み返してみると将来を妄想する記事より過去を振り返る記事の方が面白い。これは当然で、その将来が来てしまった後では予想が当たっていたり外れていたりという"結果"はもうわかってしまっているので今更読んでも仕方がなかったりするからだ。…

2014年09月26日のツイート

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なってみただけ

"blue"という英単語には主に3つの意味がある。【青/猥褻/憂鬱】だ。青、というのは日本語における青の大体の意味も含まれる。青ざめる、とか青二才とか青写真とか、そういった場合でも英語ではblueを使う(最後のは多分英語由来だろうけれど)。だが、日本…

制作順序

ULTRA BLUEを聴き直してみて改めて思うのは、まずその楽曲の充実ぶり。そして曲順の巧みさだ。テーマ曲たるThis Is Loveを冒頭に据え、展開点たるCOLORSを中央に起き、ラストを重厚なバラードからインタールード、そしてキングダムハーツのテーマソングへと…

2014年09月25日のツイート

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誰の背中誰かの背中

「EVA序破Qサントラのハイレゾ配信が決まりました」なぬっ!?「なお宇多田ヒカルの楽曲は含まれません」 ちっ…… ぬ〜か〜よ〜ろ〜こ〜ビーム!(あれ、アリガタビーム辞書登録してなかったっけ俺…) これは都合よく捉えよう。Single Collection Vol1&2のハイレ…

『(デジカメ支えて)』

BLUEの歌詞を振り返ってみる前に、今一度This Is Love自体の歌詞をみてみよう。この歌のヴァースで特徴的なのは、一連の歌詞の流れの中でメインヴォーカルとサブヴォーカルが分担しあっているところだ。『夜と朝の狭間 震える手で (デジカメ支えて) とらえ…

2014年09月24日のツイート

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真のULTRA BLUE

This Is LoveはULTRA BLUEを統括する歌、という風な書き方をした。しかし、Single Collection Vol.2のコンセプトを思い出すならば、「This Is LoveはULTRA BLUEの楽曲を抱擁する歌」という言い方がいいかもしれない。精神的に苦しい時期を乗り越えてきて到達…

世は歌につれないご時世ですが

日本は未だにCDの売上が国際的にみて高い、という記事が出ていたが、御存知の通りそれはアイドルのノベルティのひとつとして売れているだけで、ブロマイドやストラップとかわりがない。深刻なのはダウンロード販売が低調な事で、つまり若年層が音楽を購入す…

2014年09月22日のツイート

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返り咲いた心の花の話

ULTRA BLUEアルバムを統括する立場のThis Is Loveについて、肝心な一点に触れていなかったから言及しておこう。この歌は何がしたいか、何が言いたいか。それについては先述の通りサビにくっきり書いてある。ひとつは『冷たい言葉と暖かいキスをあげるよ』、…

何故恋ではなく愛なのか

This Is LoveのLoveが、何故恋ではなく愛なのか。歌詞には『予期せぬ愛』『これは愛かも』と愛は二度出てきて、恋は出てこない。同曲はULTRA BLUE発売当時配信限定先行シングル曲としてリリースされ、Music Stationでも披露された、いわばアルバムを紹介する…

2014年09月21日のツイート

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2014年09月20日のツイート

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2014年09月19日のツイート

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This is Love ,,, for i_

なんだ、スコットランド独立しないのか。つまんないの。いや、本当はそう思ってはいないのだが、どうしてもこう書き出してみたくなっての。他意はない。得票率84%強、賛成45%反対55%、160万vs200万という結果だった。政治なので多数決で決めた方に従うの…

FATSS(フルオークションチケットセリングシステム)

多分今どこもこういう話題がHOTでないだろうから呑気に書いてみるが、コンサートチケットのフル・オークション販売はなかなか実現しないのではないだろうか。私はずっと、「自分たちで供給を絞ってプラチナチケット化を促進しておきながらダフ屋に文句を言う…

2014年09月18日のツイート

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ケイト・ブッシュやらスコットランドやら

ケイト・ブッシュが35年ぶりにコンサートを開催しているという事で「4年や5年待たされる位が何だ」と自分を慰めるモードに入ってしまいそうだが、錯覚だからなっ! 4年本職を休むだなんてミュージシャンでもあんまり居ないんだぞ。とはいえ、1998年以降今…

対比の中に隠されたレトリック

なんかついでだからThis Is Loveの歌詞についてちょこまか触れとくか。この歌の歌詞の基本は"対比"である。『冷たい言葉と暖かいキス』『夜と朝』『〜とらえる人〜抱きつく人』『不安と安らぎ』『冷たいまくらと暖かいベッド』―どれも明確な対比になっている…

2014年09月17日のツイート

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こんな事書いてる言い訳のお話

照實さんによる二度臨死体験の話は驚きではあるが、私には奇妙な違和感の方が大きい。と言っても複雑な話ではなく、ただ単に「どうして今まで言わなかったの?」というだけの事だ。これは、こちらの感覚が間違っている。何も病気になる度にこちらに報告する…

予期せぬあなたにもありませんか

歌詞の中の視点の転換、それ自体はヒカルの楽曲では珍しい事ではない。光とSimple And Cleanではこの2曲自体が視点の対を成していて、更にSimple And Cleanは一曲の中で2つの視点を行き来する、といった凝った多重構造さえある。Never Let Goはその中でも…

2014年09月16日のツイート

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語り手の視点の揺らぎ

Never Let Goの歌詞は、先述のようにまず日本語の歌を書こう、という意図から生まれているので、そこに強烈なメッセージ性はない。ドラマでいえばモノローグのような、小説でいえば一人称の地の文のようなナレーションのような、そんなスタンスである。例え…