無意識日記々

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Crossing The Equator

3月と6月にアルバムをリリースしてきたヒカルにとって8月は外回りの時期である。99年は学校が夏休みになったからとテレビ出演。00年と06年は全国ツアー。04年はラジオ局まわり…ってあれ、アルバムリリース月そんなに関係ないじゃん。

親子揃って冬が好きという割にこういう事になってしまうのは皮肉な話だが、一応真剣に考えておいた方がいいのかもしれない。単純に、ツアーをするなら春夏秋冬いつの季節がよいか、端的に言えば、Hikaruの喉にいちばん負担がかからないのはいつなのかという話。

気温や湿度と、本人の体質体調に依拠する為、一概にはいえない。夏だから暑い、というだけの問題ではなく、空調を使った時の変化や、宿泊先の状況など、考慮すべきポイントはやまほどある。それらをどう勘案して折衷するか。

ちょうど7年前の今日はさいたまスーパーアリーナ公演だったのだが、観たという人の評判は芳しくない。前日の17日の公演と併せてDVDになっている音源なのだからそこまで酷くはなかっただろうが、夏場の過酷なツアーが体力を削ってはいただろうな、とは考えてしまう。

冬の、Utada In The Flesh 2010はどうだったのだろうか。NY公演を観た人からはやや体調がという話もあった。全公演万全とはいかなかったのかもしれない。あと、北半球の冬のツアーという事で寒い地域ばかりかと思いきやスタートは常夏の地ハワイだったから厳密にいえばそうでもない。

世界契約を交わしたUtada Hikaruなのだから、今後は世界中をツアーする事も十分考えられる。中南米は今も伸び盛りの市場だし、また、オセアニア地区はアジアツアーとパッケージングされる事が多い。或いはパンパシフィックツアーという枠組みか。いずれにせよ南半球まで巻き込んでのツアーも今後は有り得るのだ。つまり、ひとつのツアーで季節が逆転していくと。Hikaruは比較的飛行機移動に慣れている為時差は克服できるだろうがこの気候差、そして季節差についてはどうなのだろう。人間活動中には、南半球にも足を運んだのだろうか。観光と仕事では精神状態が真反対な為、今行っていてもあまり参考にはならないかもしれないが、夏場のツアー、冬場のツアー、というだけでなく、赤道を跨ぐツアー、というのも頭に入れておくべきだと思う。「世界を股に掛ける宇多田ヒカル」発言から10年経ったが、やっとそれが現実味を帯びてき…まだ早いか。In The Fleshがリリースされるとなるとどうしても先走ってしまうな。やれやれだぜ。