無意識日記々

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現場感な

“現場”に行くと、何となく言葉には出来ないけれどそこで感じるものがある。

私は取り敢えずその時に観たいと思ったアーティストをそのまま空気を読まずに観に行ってしまうのでクラシックのコンサートもアニソンフェスもジャズフェスもメタルフェスも結果的に様々なジャンルのコンサートに首を突っ込んでいる。その度に、曰わく言い難い「ホーム&アウェイ感」をその場所で感じる事になる。

感覚から感覚への移行なので、例えば拍手のタイミングとか歓声の種類とかMCに入れる合いの手とか、ほぼその場のノリでやったり控えたりを繰り返す。取り敢えずやってみて、あれは空気に合っていた、あれは合わなかったと学ぶ。全然学べてない時も多いのだけれど。

例えば、うたゆなでさいたまに行った時は、何となく居心地が悪かった。まぁ皆ある程度そうなんだろうが、妙によそよそしく、変な感じだったな…というような書き方でわかる通り、なんだか未だに言語化できていない。それが現場感。

逆に、一生のうちで最も"ホーム感"を感じさせたのがIn The Flesh 2010の初日公演だった。恐らく、Hikaru好きな人間の、数も深度も最高だったのだと思う。日本から来ようが地元に居ようが、兎に角ガチなヒカル好きが山のように集まった空間だった。私はその夜の公演が成功すると信じて疑わなかった。そして事実、本当に楽しかった。私にとって「家」ってあそこだったんじゃないかと思ったものだ。


ついでに余談。勿論ライブコンサートの雰囲気というヤツは参加する聴衆に大きく左右される。ジャンルによって、ふっと見上げた時に感じる雰囲気は大抵アーティスト本人の反映であるが、ファンにはファンの独特の雰囲気があって、それを感じる度に「なるほど。」と妙な納得をするのだが、なかたにさんに会った時には本当にビックリした。彼女は、1人そこに居てはるだけで「宇多田ヒカルファン大勢が集まった時に出来上がる雰囲気」を纏っていたのだ。いやはや、なるほどね。そりゃあLife Time Hikki Fanだわ。お互い、行ける所まで行っちゃいましょうぜ☆