無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

結局ロンドンか東京かどっちなんだ

@utadahikaru : ため息つきながらスーパー入ったら買い物カゴに素敵なシールがついてて、つけた子ども?の気持ちを想像したら急にワクワク気分に。楽しい買い物じゃった。 https://www.instagram.com/p/BZ1LSmpF03z/


ため息の理由が知りたいリプライが続出してる。まぁしゃあないが最終的にヒカルがワクワク気分になったのだからよかったのではないか。

でもおいらの脳裏に浮かんだストーリーはもうちょいほろ苦いものでな。こどもが宇宙船(?)のシールを黒い買い物かごに貼って「宇宙だ!」とはしゃぐ姿までは想像できたが、彼(或いは彼女)は、それが「家に持って帰れないもの」だとは気づいてなかったんではないか。で、剥がす事もできずにバイバイしたのではないかと。貼ったので満足してそれきり忘れてしまったのなら幸せなんだが。いずれにせよ自分は小さい頃シールの類を手に入れても一切どこにも貼らなかった人間なので、そもそも貼った人間の心理なぞ推測するしかない。『HEART STATION』のコラボステッカーも引き出しの中に眠ったままだわ…。

…という妄想にヒカルが至っていないのは確実である。ヒカルならしょぼんとしたこどもとワクワク気分の自分という対比的な構図にどうにも居心地の所在無さを感じるんじゃないか。『誰かの願いが叶う頃に』じゃないけれど、それに思い至らないのは余程疲れがたまっていたのか。お買い物で発散できてたらいいんだが。

でも日常のちょっとした事で気分がアガるのは事実で、そこに至って初めて自分が小さい事でクヨクヨ悩んでいた事に気がつくのだが、至っていないと悩みの大きさなんてわからない。自分の方が飲み込まれてしまっているので。それをたった2枚(?)のシールで成し遂げるとは。20年位経ったらあの時のシールは自分でしたって名乗り出てくんねーかな。なぜかNIRVANAのアルバムジャケットで泳いでた赤子が20年後に同じポーズで写真を撮った話題を思い出した。20年なんてあっという間なのだ。こんな歴史に埋もれるような一枚の写真だっていつどこで掘り起こされるかわからない。そうなった暁にはヒカルに小さくお礼を言われるのだろうか。ちょっといいな。