無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

あ、そうか(前回からの続き)

別にライヴ自体をアルバム通りの選曲にする必要ないじゃん。全曲フェイドアウトにして並べ替えればいいんだから。まぁそれじゃ完全再現じゃなくなるけど、次の曲がわからない方がライヴとしては楽しめるな。Utadaの旧曲を中心としたライヴ、In The Flesh In Japan. これを企画すればいいのだ。

どうせならついでにBlow My Whistleもやってくれ。光自身はスタジオバージョンに不満を持っていたようだからライヴ・リ・レコーディングはいいチャンスだろう。同じく、Wonder'BoutやTakin' My Money Backも"リミックスでない"バージョンを聴いてみたい。明らかに普段の光のそれとは異趣な編曲なのだから、"本来の姿"もみてみたいものだ。

しかし、こういう企画モノのライヴを提案したくなる位、今後のライヴの方向性は難しい。特に、"ワールド・ツアー"となった時のセットリストをどう構成するか。日本とそれ以外の国、或いはEMI輸出9ヶ国(中国台湾香港韓国タイインドネシアマレーシアフィリピンシンガポール)&日本、とそれ以外の国で、内容を変えないといけないかもしれない。

ただ、あクマでもホノルル公演での印象でしかないが、英語圏のファンは日本語曲に何の抵抗もない。どころか日本語曲の方が人気が高かった。やはりライヴに来る位だから日本語曲からずっとファンなのかもしれない。或いは、単純にJpopフリークだからなのかもしれない。兎も角、コアなファンを相手にする場合、極端な話どこの国でもWild LifeのセットリストでOKなんじゃないか、そんな風にも思えてくるのだ。

ただ、それは今までの話。これから世界の何処か、日本以外の国で売れた場合、日本とは人気曲がまるで異なる、なんて事も起こり得る。セットリストは照明から舞台装置から何から何まで影響を及ぼすので、仕掛けが大掛かりになればなるほど動かし難くなる。ましてや、日本とそれ以外の国の距離を考えると渡航費は大変な事になる。問題山積である。

いちばんわかりやすい解決方法は勿論、日本国内ツアーと日本国外ツアーを全く別個に行う事だ。名義が統一されたからといって特に活動を統合する必要もない。日本は大きな市場だから特別扱いしたっていいハズだ。のハズだ。

が、本当にいつまでもそう言っていられるだろうか。日本での人気が落ち続け、一方で海外で爆発的な人気を得たりすれば、日本は何ら"特別な国"ではなくなる。ひとつだけ、日本語がほぼ必ず通じる国、というだけになる。それだってもしかしたらファンからすれば何の問題もなく、歌は国境を越えて響き合うかもしれない。そうなったらまぁそれでいいかとは思うが、日本での人気は本当に鉄板であり続けるのか、いつまでも宇多田ライヴはプラチナチケットたり得るのか。誰にもわからない。

UU06でのUtaDAパートでの観客の反応を思い出すに、やっぱり前途多難なのかな〜。英語の歌ってそんなに敷居高いですか。そうですか。どうなることやらだぜ。やれやれw