無意識日記々

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119! 119!

お誕生日おめでとう光。

我々にとって今日という日が1年のスタートのようなもので、いうなれば宇多田ヒカル暦における元日という位置付けだ。実際、日付を跨ぐ瞬間を今か今かと待ち続けカウントダウンに入る人や、思いあまってフライングでお祝いしてしまう人、明日朝早いのだろうてっぺんになる前にさっさとお祝いを済ませてしまう人で18日は溢れ返っていた。さながら大晦日の様相である。日付を跨いだ途端、堰を切ったようにお祝いツイートが雪崩のように押し寄せてくる。ほんの数分で何百というツイートが投下された。やはり80万弱のフォローってのは文字通り桁が違う。

さて、29歳である。今や、ジャニス・ジョプリンと同じ誕生日と言われても何も怖くはない。ビクビクしていた一昨年以前とは見違えるようだ。それがあるからだろうか、光がどこで何をしようと悠然と構えていられるような気がする。気のせいかもしれませんが。

アラサーという言葉がある程度定着して10年以上になるのだろうか。よく知らないが29歳という年齢はやはり「30−1歳」なんだなぁと思わずにはいられない。去年光は28歳という年齢の乾燥を訊かれて『2の3乗=8』という斜め上の回答をしてみせたが、今年はなんと返すのだろう。尤も、ネット環境に居るとは限らないのだけれど。

29歳。そろそろ「童顔」と言われ始めるような気もする。ペプCMでは愛のアンセムで歳相応以上の大人な魅力を振りまいてくれたが、直後にCan't Wait 'Til Christmasでとてもバツイチ27歳とは思えない可愛らしさで視聴者を驚かせた。どちらかといえば後者が素に近いような、いやでもカマトトぶってたのか。

年齢なんてただの数字、と言ってしまえばそれまでだが、積み重ねてきた日々の豊かさを手繰る端緒としてはやはり数字は手っ取り早い。「20代はイケイケ!」と宣言してから9年が経ったのだ。あの時小学校に上がったこどもが、今や中学卒業、というと自分達がそれだけ歳をとったんだなぁと気分が老け気味になるけれど、カタログだけみても順調に光の楽曲は増え続けてきたのは瞭然。ただ、これが「イケイケ!」だったのかというと本当に紆余曲折だったなぁという感慨が先に立つ。

まぁ、待つのは慣れている。光からすれば今の時期にファンには「何もしてくれるな」という気分なんだろう。重い重い宇多田ヒカルの看板を…下ろしてる訳じゃないのか、どちらかといえば小脇に抱えて身軽に旅に出られるようになったというべきかな。

29は素数である。果たして今年は自分の年齢から何を連想してくれるのだろうか。暫し待ってみるとしよう。