無意識日記々

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土曜の夜の力の入らない妄想話。

そうだな、今日は1stアルバム「First Love」発売13周年記念日なんだな。ヒカルの場合この8年後、2007年にFlavor Of Lifeが(Wikipediaによると)800万以上のダウンロード数を叩き出した為数字としてはひとつだけ突出しているとまではいかなくなったが、やはりオリジナルフルアルバムでのこの数字は"違う"と言っていいだろう。誰しも、この数字わ追い抜けないと思う筈だ。

しかし、本当にそうか? 確かに、1枚3000円以上もする円盤が日本だけで700万枚売るのは流石に無理だと思うが、この値段が劇的に下がったらどうなるのだろう。

円高だからか何なのか、Amazonで輸入盤を購入すると旧譜のみならず出たてホヤホヤの新譜までもが7〜800円で売られている。別に売れない作品の話ではない。全米初登場3位を記録したLamb of Godも700円台で買える。もし、この値段で日本の邦楽のCDが売られたとしたら? それが宇多田ヒカルだったら? 考えてみるのも悪くない。

勿論、現状のままでは無理だろう。今の収益構造を変えるにはレコード会社という枠組み自体を崩壊させるしかない。かな。

よく知らないのだが、この間からiPhoneで3GでもiTunes Storeが利用できるようになったんだとか。ほんまかいな。ユーザーじゃないのでまるで遠い国の出来事みたいな感じなのだがもしそれが本当だとすると現時点で既に「思い立った時に携帯(iPhone)をちゃっちゃと弄れば聴きたい曲をすぐにDLして楽しむ」、という今までガラケーで420円とか払って受けていたサービス(着うたフル)が、150円や200円で受けられるようになったってこと? どうなんだろ。

まぁ仮にそういうサービスであるとする。ならばスマートフォンを持っている人たちは挙って利用し始めると思うのだが。やっぱPCが必要だったりするのかな。そうでないなら、iPhoneをはじめとしたスマートフォンの普及次第では、配信がかなり伸びると思うんだが。

しかし、フルアルバムをDLするとなると無線ブロードバンドと呼ばれる位の帯域が必要な筈だ。未だそこまで行っていないので、何よりもそこが課題だ。900MHz帯やら700MHz帯やら周波数オークションやら、そういった単語も一般のニュースで出てくるようになった。もし携帯の帯域が飛躍的に広がれば、或いはフルアルバムを携帯に直接ダウンロードして聴けるようになるかもしれない。

そのシステムさえ完成すれば、またヒカルが700万とか800万とかいう数字を叩き出す事も可能なのではないか。勿論、今の配信アルバム価格の2000円だと無理かもしれないが、薄利多売の平衡点てものが存在するなら、レコード会社だって1000円とか800円でアルバムを売る筈なのだ。即ち、3000円の時の3倍4倍の枚数を売れば新しい収益構造が出来上がるようになるのではないか、という話である。

でもまぁ、無理だろうかなぁ…諦めちゃあいけないけどね。