無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

英語障壁

2009年の2月だったか、光がWebのインタビューで「恋人居ますよ」とダイレクトに答えていた事があった。これのニュースバリューがどれ位かははかりかねたが、どこかが記事にしたりするのかな〜と漠然と思っていた。日本のWebニュースサイトは、海外のニュース記事の要約のみならず、有名人のblogやTwitterでの発言だけでも記事に起こしてしまうのだから、ソースとしては申し分ないと解釈した。が、実際には、筆者の知る限りに於いてはどこも日本語の記事として取り上げる所はなかった。

ニュースバリューとしてはどうだったか。当時の空気を思い出す必要はある。が、ほんのちょっとしたツイートひとつでも記事になるのが宇多田ヒカルだ。UtaDA名義で活動中だからといって、熱愛発覚といえる内容が全くスルーされるというのも考え難い。という事は、日本の記者の誰も、その元の英文記事に目を通さなかったという事になる。確かに、海外の記事までチェックするのは物理的に時間的に無理だというのはわかるが、メディアに対してひとつのタレコミもなかったというのはどうなのか。

解釈するとすれば、英語を読み書きできる・普段からしている人間の絶対数が少ない、という事だろうか。普段必要ない仕事ならともかく、情報や報道の仕事なら海外の記事の翻訳は重要だろうからどうもそれも考えづらい。

となると、英語の記事を読むUtaDAファン或いはJpopファンの中に、記者に情報を流す人間が1人も居なかったという事になるのだろうか。これだけ広い日本という国で、ここまで知名度のあるアーティストに対してそんな事有り得るのか。いや、私は色々買い被り過ぎているかもしれない。然し、そう考えるのがいちばん妥当なのかなぁ。

先程も書いたように、何千何万と存在する有名人の情報を記者さんたちだけで収集しようだなんて無理がある。何らかの在野からの手助けが必要な筈だ―というのが私の思い込みなのだが、違うのかな。それにしても、だとすると光のファンの絶対数の少なさを考え直さないといけないかもしれない。もともとインター出身でバイリンガルのイメージが強かった光には英語も日本語もというファンが多いと勝手に思っていたんだがそうでもないのか。何しろ、上記の仮説に基づくならば、熱愛発覚話をリークしようという人間がひとりも紛れ込まない程度の人数しか居ないのだ。そういった人々は皆「そっとしておくか」と思っていてくれている、或いはマスコミに連絡しようだなんて露ほども思わない、そんな人たちなのだろうか。

結局の所どう解釈していいかはわからない。とりあえず、まぁそれなら無闇に日本語に翻訳しない方がいいんじゃないかな、とは思ったりもする。英語障壁は、私が思っている以上に高いのかもしれないのだから。