無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

総選挙から大分経ったから気楽だ

今朝6000RTて書いた気がするけど今見ても5700しかなかった。まぁ、大体、って事でひとつ。

単刀直入に言って、たった今ヒカルが復活したとしてもアイドル勢を上回る売上を記録するのは無理だろう。余り現実的な仮定ではないが、AKB48が握手券をつけないたった一種類のシングル盤を出したとしてもなかなか勝ち目はないと思う。というのも、もし同じ週に発売が決まれば、AKB48のファンは見返りがなくとも複数枚買ってオリコン1位を取りに来るんじゃないかと睨むからだ。それくらいの号令はかけるだろう。宇多田ヒカルの記録を色々塗り変えたのは握手券のお陰、といわれて何か釈然としない気持ちがあるだろうから真っ向勝負で勝ってしまえばそういう声を黙らせる事が出来る。それくらいの熱意と団結力がある。

そう、熱意である。AKB48をはじめとしたアイドル勢のファンは熱意が違う。彼女たちがチャート上位に君臨してる事に不平不満を言い募る層は、では彼らアイドルファンが投資する位に音楽CDを毎月買っているのか? たぶん全くここでも勝ち目はないだろう。別に同じCDを沢山買う必要はない。世には数多のアーティストが存在する。彼らの音楽を応援してやればいい。買う気になるいい曲がない? じゃあ結局AKB48の魅力に勝てる何かがないわけだから勝ち目なんてない。何もおかしい事なんてないのである。ひょっとしたら今AKB48の熱狂的なファンをやっている人も20年後には後悔しているかもしれないがそれは何にだってある事で特別なんかじゃない。幻想だろうが勘違いだろうが人を夢中にさせているのだからそこには某かの魅力があるのだ。広い意味でエンターテインメントなんだから、別にその魅力が楽曲や歌唱力でなくてもいいだろう。要は楽しませたもん勝ちである。

果たしてヒカルは、真っ向から音楽だけでこの熱狂を上回る魅力を生み出す事が出来るかどうか。実際に握手してもらって話をしたり、総選挙に向けて盛り上がったりといったそういった手法の作り出す威力、それが即ちCDの売上に"換算"されている訳だが、その換算に匹敵する感動を日本人に対して音楽だけで与える事ができるのか。


…無理なんじゃないかなぁ、という話からまた次回。