無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

不便を購入するという自虐行為

昨日のツイート、『好き嫌いせずに何でも喰わねぇと、おれみたいにでっかくなれねーぞ』は『おれみたいにでっかく/なれねーぞ』ではなく『おれみたいに/でっかくなれねーぞ』と切るのが正しいのだろうか。私は好き嫌いしてたのであんまりでっかくなれませんでした、という…まぁちっちゃいって程でもないんだけどねー。

DL違法化TwRT、3200を超えた。更にまだ伸びそうだ。今新曲出したら売れそうだなぁ。賞賛しているひとたちも別に違法DLを推奨している訳ではなく大半は空気に…ええっと、今回の改正案の問題点は微罪逮捕が可能になり恣意的な権力の濫用に繋がる事が懸念される点だと意見は一致しているように思われるのだがどうだろうか。

何しろ、インターネットに接続した時点でダウンロードは始まっている。ストリーミングとローカルセーブは区別してくれるという事だが実際のストリーミングはしっかりローカルセーブであって、まさか本当にデータをどこにも保存せずに画面とスピーカーから出力を出して消し去れている訳でもない。幾らでも「これはダウンロードにあたる」と強弁できる訳である。そんな強引な論法では逮捕は出来ても裁判で勝てるハズはないのだが、ここ日本では逮捕された時点で実質有罪の報道が為される。社会的生命を抹殺するにはそれで十分である。まぁ、恣意的ということは運用されなければいいだけなので、ほっとくのがいちばんっちゃいちばんだが。

違法行為は怖くて手を出せない、という層にとって本当に問題なのは、音楽配信にしろ電子書籍にしろお金を払って購入した方が何かと不便になる点なのだ。本来、お金を支払えば支払うほどサービスは向上しこちらは手間暇かけず楽チンでコンテンツを享受できるようにならなければならないが、実際はお金を払った方が遥かにめんどくさい。そもそもWebでは"お金を払う"という行為自体が面倒な上にDRM制限かけられて自由な利用を阻害されるんじゃ、萎える。スマホYoutube検索して聴く方がよっぽど便利だ。しかも無料。これでは"違法"ダウンロードをなくそうったって無理だと思われる。お金払ったら払っただけの、無料では得られない見返りをサービスせずに違法ダウンロードを刑罰化するというのはサービスそのものからの離反を促進する事になるだろう…

…ってどこにでも書いてあるようなことを書いてしまった(汗)。いやまぁヒカルのツイートとともに各社配信をDRMフリー化するというニュースも出回っていたので、ちょっと言いたくなっただけなのでした。今更だよねぇ、ニュース自体も、それを報じる行為も。