無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

短文の寄せ集め

小学生にFINAL DISTANCEの感想を訊いただと…わかっててやったのかな。違うか。『平和(笑)』ってまさにその通りだわ。涙が出る程微笑ましいぜ。

そうか、SLAYERは20世紀最も偉大なバンドのひとつなのにヒカルがあんまり気に入ってなさそうなのは(いや聴いた事ないのかもしれんが)、バンド名が「殺人者」だからかな。他にもSLAUGHTERとかMURDER DOLLSとかTHE KILLERSとか居るけれど。関係ないか。ないな。

世間にとって宇多田ヒカルは「昔大ヒットを飛ばしたアーティスト」なのかもしれないが、私にとっては現在進行形も進行形、いちばんしっくり来るのは「SCV2D2の曲を書いてGBHPVを撮影してWILD LIFEを歌いきった人」である。それより以前の業績も素晴らしいが、やはりこの直近の2010年の仕事は格段であって、もしそこまでの経緯を知らなければ「何故ここでやめるんだ」と激怒していたに違いない。

また、如何にも中途半端なのだ。新曲4.5曲て。物足りない、というのは何となくしっくり来ないので「かっこうがつかない」とでも言っておくか。2枚のアルバムから厳選されたSCv2d1の曲と比較しても洗練されていて、焦点が定まっていて、大人びていて無駄がない。打ち込み主体だったサウンドも随分オーガニックになっている。しかし、この(シングルコレクションという)形式を採用したお陰で「最高傑作!」と素直高らかに叫び得ない感情が残る。Hステの完成度を目の当たりにした時も「まだいける予感がある。これを最高傑作とは呼びたくない」と書き、実際それが真実だった訳だがなんだこの振り上げた拳を叩き付ける行き場のないようなやるせなさは。大丈夫、まだ続くのである。

ただ、これよりいい曲を書いてアルバムを作るとなるとBostonやBlue Nileのように8年おきにアルバムを作らなくてはいけない。それは幾ら何でも…と思うがこれも程度の問題か。例えば宇多田ヒカルが4ヶ月おきにコンスタントに新曲をリリースする…なんて事を言ったら何だか我々は一年中祭気分に浸れそうだが、このペースでひたすら行くとしたらアルバム1枚分例えば12曲揃える為には4年かかる。結構なものだ。まぁ、1年に1枚アルバムを出すとかいう契約は自作自演者には無謀としかいえないペースではある。ユーミンとかTKとかは何だったんだろうか。

4年に1枚ならオリンピックイヤーと同じ周期か。奇しくも、でも何でもないけどWILD LIFEもIn The FleshもUTADA UNITEDも冬季五輪の年に開催されているので次のツアーも冬季五輪の年でどうだろう。次は2014年のソチ五輪。ツアーのギャランティで是非新しいテレビを購入して貰いたいものだ。いや、まだいつ復帰するとかいう話してないんだけどね。