無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

馴染みの1曲

テレビ版序の視聴率は約13%。12.7%だっけ。即ちいつも通りの数字である。これを過去の数字と比べて中身が同じとみるべきか中身が入れ替わって差し引き釣り合ったとみるべきかは難しい。続きものの第一回の二回目のテレビ放送(なんかややこしいな)という性質を鑑みなければ正確なところはわからない。しかしごくおおざっぱにいえばファン層のスケール感は変わっていないとみるべきだろう。

何しろ五年前の映画であり、なお現在進行形なのだ。極論すれば、まだ作品としての評価を下すのは尚早なのである。4部作総て出揃ってからこれがどういう物語だったのかを概観して初めてこれが何であったかがわかるのだ。まだ早い。まだ早い。

とはいえ、今回のEVAQが商業的成功を収めないと4作目の制作体制に支障が出るだろうから、単体でも面白くリピーターを呼べるような作品になっていては欲しい。

昨今のシネコンの定着により、その日どころかその時フラリと観る映画を決めて鑑賞するような人も増えている。それが家族連れだったりするとまどか☆マギカをチョイスして唖然となる、みたいな展開も待ち受けている。今以上にメジャーになる為にはそういう時に選んでもらって楽しんでもらって…という事が必要なのだが、3作目ともなると流石に過去2作を見ていないと厳しいだろう。もしかしたら過去2作を見ていても厳しいかもしれないけれど。そのハードルの高さをどうかいくぐるか。

ヒカルの存在は頼もしい。「主題歌宇多田なんだってよ」という事でEVAQをチョイスしてくれる層も居る筈だ。まぁそれは封切後に発表があった場合に限られとしまうが。ハードルの高い内容の後に、聴き馴染みのある主題歌が流れる効果は予想以上に大きいとみる。何もかもが新しいストーリーの中、"知ってる何か"が最後に現れてくれるのは頭を整理するには非常に有効だ。

…と、Beautiful Worldが流れる事前提で話してしまっているけれど、はてさてどうなります事やらですね。