無意識日記々

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おはようございクマボンソワソワール

EVAQ試写会の箝口令の程度がよくわからない。実施自体が「公然の秘密」というレベルなのだろうか。マスメディアは参加したのか?参加しないと広告機会という意味での試写会の体をなさないし。箝口令と言って、「この人が来ていた事は内密に」みたいな事まで言うのだろうか。

インターネットの登場以降、情報漏洩対策は随分と強化された。サンプル盤にウォーターマーク、なんて話を昔はしたが、昨今は取材者に対して音源試聴の情報取り扱いに関する誓約書を書かせたりするそうな。そこまですれば確かに秘密は守れるかな。マスメディアというのは、とかくネット上では叩かれがちだが、せりゃあ取材等に関するマナーの点では一般人よりリテラシーが高い訳で。えぇっと、たぶん。

それに、もうあと3日の事である。この局所的に異様な盛り上がり方は尋常ではない、異常ではある。90年代からの蓄積をそのまま財産として継承している為だが、それにしてもビッグイベントだ。映画館で何週間も前からチケットが、前売り券等ではなく席の予約券が購入できてしまう位だから随分と特別扱いである。ジブリ映画などは確かに動員数は遙かに上であるが、ここまで公開日に向けて異様に盛り上がったりしない。一秒でも早く観たいっいう熱心なファンの多さ。こだわりの強さ。よくぞここまでクセの強い人たちを相手に受け入れられたものだな、Beautiful Worldは。

期待感の大きさは裏切られた時には凄まじい反発を呼ぶだろう。そのリスクを知っていれば、生半可な覚悟ではこの仕事は引き受けられない。自身の状況を顧みて、丁重に辞退申し上げるのもまた責任ある態度のひとつといえるのだが、期待感がここまで大きすぎると話を引き受けないと落胆を通り過ぎて憤懣に変化してしまうのではないかという危惧すらある。進むもなんちゃら退くもなんちゃらの世界である。

まぁ、今更言っても仕方がない。映画は完成しているのだ。後はそれを見るだけである。後3日。流石になんだかソワソワしてきた。