無意識日記々

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熊淡第四乃陣週間開始

さて、Kuma Power Hour with Utada Hikaru episode 4が間近である。最初月一放送ときいた時、それは随分間があくなぁと思ったのだが、予想以上に一回の放送が濃厚で、毎月消化しきれないうちに次を迎えているような気もする私。一方で、『みんな、ついてきてくれていますか?(笑)』とHikaru本人も言うように、リスナーの方も随分と選択されているように思う。

元々人間活動中の放送だし、聴取率や影響力を気にせず「アーティスト活動休止中感満載」でお送りするにはマイペースがいちばんなので、私はこれでいいと思うが、それでもやっぱり、「境界線上で思い悩むファン」も居るのかなぁ、とも思う。Hikaruが折角ラジオで喋っているのだからついていきたいのだけれど如何せん内容がスネアドラムの音色の選択とか…嗚呼やるせない。

でも、そもそも30代の女性がこういう枠を持った時、何を喋ればいいのだろう。普通のラジオ番組なら、リスナーからのお便りをもとに番組を構成するだろうが、熊淡ではそうしていない。ここが変わった分水嶺で、現実にはそうではないが、形式的にはリスナーの不要な番組である。つまり、内容に用がなければこちらも聴く必要がないというか。

ここを、どう捉えるか。職業音楽家が音楽番組を抱える、という何の不自然もない状況と、ファン・フレンドリーな"あの"キャラクターの不在。奇妙な組み合わせというか、至って普通というか。バランスをとっているのは、ほんの少しずつ繰り出されるツイートの数々だ。結局、あそこはフレンドリー。何も変わらない。何より、アクセス数はInterFMよりTwitterの方が上だろう。流石に、130万人もリスナーは居ないと思う。となると、"イメージ作り"という点では、相変わらずファン・フレンドリーなあのキャラのままで、InterFMで聴けるマニアックな音楽ファンのキャラクターはあクマで付加的なものに留まるだろう。ある意味、リスナーが限定されている今の方がいいのかもしれない。ここで主客逆転して、マニアックなミュージシャンとしてみられる方が主流になると何かと身動きが難しくなるだろうから。全国ネットじゃあない、と最初は嘆いていたが、これくらいで結果的にはよかったのかもしれない。Hikaruのバランス
・センスの賜物である。