無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

Close To The Edge

あー、えぇっと、うん。

この話題は"打ち捨てて"さっさと違う方向に進もうかと思ってたがちょっと気が変わった。「事の重大さ」を確認しなおす為にも何かメモしておこうかと思う。ただ、もしかしたら(私にしては大変珍しく)、今週の一連のエントリーは後から削除するかもしれない。即ち、読むだけ無駄かもしれない。先にそれだけ伝えておく。

言われてみて気がついたのだが、そういえば私はヒカルに対して「優しく接しよう」と思った事がなかった。単純に、絶対的に向こうが"精神的優位"に立っているからだったのだが、今回ばかりは様子が違う。初めて、彼女に対して「優しく接して」みようかなと思った。接する程近くはないのだが。

どうするかといえば、「今回の事は忘れてあげよう」という気分になったのだ。どこをどう捉えても、残念ながら擁護が出来ない。精神状態に変調をきたしていなければ、我々のよく知る宇多田ヒカルからはあんな発言は出て来ない。アルコールの過剰摂取で泥酔していたとかドラッグや投薬(おんなじか)のやりすぎだとか、或いは遅れてきたマリッジ・ブルーとか早くもマタニティ・ブルーとか…最後のだったらおめでたいんだが語るには時期尚早だな。兎に角、普通の精神状態ではあんな事言わない。別人が書いた、というのが今のところ最も筋の通った説明になる。

サッカーの話題は、今の私の論点とは一切関係がない。その内容についての議論は全く影響を及ぼさない。それについて言いたい事もあるだろうけどね。

問題にしているのは、一貫して日本語ツイートの方だ。まず、鵜呑みなんてのはそもそも論外だ。Webを使う者なら有名人であれ一般人(だから誰なんだそれは)であれやっていい事ではない。しかし、百歩譲って慌てていたとか気の迷いで、とかそういう事はあるだろう。今回もそれにいち早く気がついて訂正と謝罪のツイートを…で済めばよかったのだがここで「失礼な冗談」ときた。先週も指摘したように、あの英語ツイートを冗談と受け取るのはかなり無理がある。つまり、後付けで「じ、実はあれは冗談だったんだ」と言っている訳で、なんとも「ド下手クソ」な言い訳である。棚に置いてあったお菓子勝手に食べちゃった幼稚園児じゃあないんだから。更に最後に、読んでるかどうかもわからない人に向かって謝罪している。去年の夏に、誰に向けてのメッセージなのかを詳細に選り分けて文章を書いていた人と同一人物とは思えない。

という風に、とにかくエラーの多重コンボなのだ。ここまで酷いのも珍しい。総合すると、何よりいちばんショッキングなのは、彼女が自分の発言に責任を持たずに逃げた事だ。いや謝罪して訂正してるじゃないかと言われそうだが、だからこそ始末が悪い。上っ面だけ取り繕ってお茶を濁そうだなんてどれだけ精神が弱っているのかわからない。結婚して幸せ一杯なんじゃあないのかね。本当の事を言おうが、ウソをつこうが、彼女は自らの事を「いつでも本気」と言ったが、今回はそれを冗談だった事にしてやり過ごそうとした。ここまで「言葉」を蔑ろにした宇多田ヒカルを私はかつて見た事がない。過去15年の中で「いちばんの危機」だと思う。

だから今回の事は「なかった事」にして「忘れよう」というのが私の優しさのつもりなのだが、それって完全に同じ穴の狢なんだよね。果たしてそれでいいのか、ここの継続を賭けて考えてみるとする。次回があると思うな。