無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

SWITCH買ってきた。今読んでいる。

でも中身について書くのでまだの人はまたね。

最初立ち読みで済ませたろかいなと思ったが該当頁を開いた瞬間「嗚呼これは千円の価値がある」と感じ迷わずレジに直行した。Hikaruの言葉が読めるというのは勿論ながら林檎姐さんの魅力が炸裂している。

表紙からして「Hikaruに似とるなぁ」と感慨があるが中の写真もやっぱり似ている。顔の造作はさっぱり似ていないのに私の女性に対する見方というのは偏っているのだろうか。

とそう思ったら2人の会話の直前の噂話の弁明欄に「ヒカルちゃんと姉妹なのではないか」「藤圭子の実娘は林檎の方ではないか」という噂について姐さんがコメントしている。曰く不謹慎且つ恐縮ながらうれしく思ったとな。根も葉もない失礼千万な与太話に色艶つけてお返しするなんぞなんともセクシーな御仁ではないかと再感銘を受けた次第。いやはや、確かに現新宿の女は林檎姐さんの方だろうから(て言うてる間に新宿の方が変わってしもとるけども)実娘の称号を授けるまでには至らなくとも義姉妹か擬姉妹か偽姉妹か獅子舞か最後のは流石に違うけれども某か特別な契りを交わしても似合うカップリングだなと百合厨男子は思う所存に御座います。


さてさて、買ってみて瞭然、この企画、しっかりと順序通りに目を通すながいちばん趣深い。此処にいらっしゃる面々の事だから躊躇い無く目次を手繰りははぁん六十七頁かと一目散に該当頁を開いた事かと思いますがそうそう慌てなさるな。あの2人の会話の前には噂話に対するひらりとした粋な弁明の数々がある、舞台人にこわいだのかわいただの飯の種かよ彼女は果実だろうにと噴かせる始末がある、よろずの問いにぶっきらぼうに応じる横書きの見開きがある、そしてくるりとさゆりんと艶姿を競う写真がある。それらを順繰りに見てきた挙げ句のヒカルとの他愛の無い対談なので、その流れに乗り直しながらもう一度読み返してみれば臨場感がまるで違う事に気付けるんじゃないかと。


さて今宵は二点だけ記しておこう。まずは林檎姐さんがLettersを"銘曲"と鋭い名指しで賛じていらっしゃる場面。当時から『ひとりでも大丈夫だと言う』『今日話した年上の人』は林檎姐さんではないかという説が散見されたし、私個人もMail to Hikkiにて『日本の日常の婚姻の常道に囚われる事もない』と彼女を念頭に置きながら無闇に諭した憶えもある位。Lettersのその人が本当にその人なら、或いは、その話をヒカルは林檎姐さんにした事があるのかないのか相変わらず未だ真相は無闇の外、いやもとい闇の中だが、久々に益々妄想を掻き立てられて殊更満足した次第。妄想に満足とは倒錯にも程があるが。


もう一点はヒカルの姐さんに対する呼び名である。まさかのユミちん呼び。素晴らしい。もう今夜はこれでお腹一杯です。ふはははごちそうさまでした(=人=)