無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

(TOT)

TOTが泣き顔に見えるだなんて今更過ぎだが、寧ろサッカー観戦してますよとでも言いたかったんだろうか。イタリアというお国柄なら家族全員サッカーファンという事もありえるし。

もっとも、だからといってHikaruにたとえばサッカー・ソングを歌って欲しいかというと一瞬躊躇するねぇ。全然違うテーマで書かれた曲が、たとえば"We Will Rock You"みたいな愛され方をするならアリな気はするけれど。元々は特定のチームを応援していた訳でもなし。

フランチャイズというのはその土地に長らく住んでいる事が重要だ。関西人が阪神ファンだらけなのは、そもそも生まれた時から"阪神タイガースを応援するに決まっている"環境で育つからだ。洗脳というのは恐ろしい。

ながらくボヘミアンコスモポリタンとして生きてきたHikaruからすれば、ホームとかフランチャイズとかいう概念はいまいち馴染み難いに違いない。たまたま住所が近いだけで、どうして私がそのチームを応援しなきゃいけないの?という。そりゃまぁそうなんだが。

今は、かなりどこかに定住しているんだろうか。定住地は複数あってもよい。たとえばロンドンならロンドンのここにもう何年も居を構えている、という程度で十分だ。季節毎にニューヨーク、東京、ロンドン、イタリアを移り住んだっていい。家に帰ってきた時に「ホームだ」と実感出来る事が重要なのだ。

「"家"ってこういう概念なのか」と今回の結婚で実感出来ているとすると、それこそ歌詞の内容に随分と変化を齎す気がする。一方で、一般人という事で、極力歌詞のテーマとして取り上げる事はせず、寧ろタブー視してくるかもしれない。しかし例えば、Kiss&Cryのような歌詞は書きにくくなるかもしれない。当初はお姉ちゃんにリストカットさせる予定だったあの頃の"今時の家族像"の描き方。仮に幸せいっぱいの人が書くとしたらよっぽど上手くやらないとイヤミったらしく響いてしまう。いやまぁ毎度「よっぽどうまくやる」のが宇多田ヒカルではありますが。

兎も角、画撮の一枚でこんな事をファンに勘ぐられるだなんて鬱陶しい事この上ないだろうが、久々のツイートがインスタグラムで今更感満載の内容だったので、えぇっと、すいませんでした(笑)。まぁツイートがあると嬉しいよねそりゃ。