では今一度LRTop10を振り返ってみよう。
452,091回 First Love
407,287回 Flavor Of Life
402,958回 Prisoner Of Love
328,534回 Can You Keep A Secret?
307,248回 COLORS
291,207回 SAKURAドロップス
268,060回 Beautiful World
250,929回 Automatic
235,672回 traveling
232,147回 誰かの願いが叶うころ
一目見て思ったのが、本当に「満遍ない」という事だ。1999年発表の1stアルバムからはAutomaticとFirst Love、2001年の2ndからはCan You Keep A Secret?、2002年の3rdからはSAKURAドロップスとtraveling、2006年の4thからは誰かの願いが叶うころとCOLORS、2008年の5thからはBeautiful WorldとPrisoner Of LoveとFlavor Of Lifeがそれぞれランクインしている。即ち、
1999-1st 2曲
2001-2nd 1曲
2002-3rd 2曲
2006-4th 2曲
2008-5th 3曲
になる。2ndだけ1曲というのは淋しさ気もするが実はすぐ下の13位と14位にあの曲とあの曲がランクインしている為手薄な感じはしない。
かつて、これほどまでに総ての年代に渡って満遍なく曲が愛されているアーティストが居ただろうか。10年ですよ10年。しかも、売上的には1stがピークでありながらこの歌詞閲覧ランキングではご覧の通り5thアルバムが最高の3曲を送り込んでいる。寧ろ、歌詞をわざわざ検索してやってくる能動的な、少し以上に熱心な層にとってのピークは5thアルバムの「HEART STATION」だとすら言う事が出来る。普通は代表作みたいなものがあって、その前後に人気が集中するものだが、ここまでくれば宇多田ヒカルにとっては総てのアルバムが代表作なんだと言い切ってしまっていいと思う。それほどまでにコンスタントにハイクォリティーなんだヒカルは。
ただ、何度も言って過ぎて辟易なのだが、その"事実"が記事なり特集になって"世間"に出回る機会が無さ過ぎる。果たして、7年前の当時、「HEART STATION関連の売上が総合計で2000万ユニットを達成！」という記事を読んで、どれ位の人たちがその価値に気付いたのやら。少なくとも、1999年の大騒ぎとは較べものにならなかった。
そういった"現状"に問題提起する意味でも、この歌詞閲覧回数ランキングをまとめてみたのは有意義だったなと自画自賛しておこう。
11位以下も知りたい？ んじゃ次回、やるかどうかわからないが取り敢えず考えとくね。
