無意識日記々

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ノイズ・キャンセリング・オブ・モチベーション

この日記が何の為に書かれているかというと。過去にMail To Hikkiを書き過ぎた反省からだ。あんな長い"手紙"を読ませるには忍びないと漸く気づき(遅いわ)、その分のエネルギーをこちらに振り向けようという事になった。勿論書く内容はMail To Hikki とは異なるのだが、書くという行為はそれだけで"何とかしてくれる"ものだ。

エネルギーといえば、今の光の曲作りのエネルギーはどこから来ているのだろうか。生活に困らないだけの資産を持ち得た人の人生のテーマはモチベーションだ。なければ何もしなくていい。生活に追われている人(まぁつまり殆どの引退・隠居していない人たち)は、それが自分がしたい事かどうか検討する暇もなくただひたすら与えられた課題をこなしているうちに時が過ぎる。人生のテーマは一貫して「不安」である。安心と安定が欲しい。それだけで人は生きていける。だから勉強したり働いたりする事に理由は要らないし、理由を訊かれる事もない。

光くらいになると「なぜ働くの?」「なぜ働く必要があるの?」と本気で疑問に思われる。もう十分稼いだんだから、悠々自適でいいじゃないのと。たしかに。働くのに理由が必要なのだ。そう訊かれた時に答えられる為にも。

今は、誤解かどうかは兎も角、あからさまにいえば、皆が納得する状態である。多くの人がこう思っている、或いは、思っていた。「今はのんびり暮らしてるんだろうな」と。100万ドルを寄付できる人なのだから気ままに暮らせばよい、と。書いてて何だか腹が立ってきたが、お金持ちというのはそういう風に我々庶民に思われているものなのだ。

その状態から"説得力のあるモチベーション"を捻り出すのには工夫が要る。どうせ売れなくても痛くも痒くもないんだろう、と。最近の風潮であれば、そもそもPop Musicを今の時代に日本で作ろうだなんてただの酔狂で、金持ちの道楽でしかない、なんていう批判を浴びる事すら想定しておかねばならない。何だか書いててますます腹が立ってきたが、そんな批判を封じ込めるくらいバリバリ働いて欲しい、という願い方もありえる。ならばたしかに。

だからモチベーションは大事なのである。光にはいい答え方がある。「まだ契約残ってるんで。(笑)」―いつも冗談めかして言っているが、この防波堤は強力だ。契約がまだあるなら仕方がない、と。直接的ではなくともこの恩恵には助けられている。

出来ればその契約は、「無期限10枚」みたいなスケールの大きなものであって欲しい。長ければ長いほどいい。光がモチベーションで悩まないように。やるとなったら最後までキッチリ責任をもってやる人だ。母親譲り。で、その「やるとなったら」が難しいのでした。契約頑張れ。

あとは光が健康であればよい。曲作りはこの5年間きっと休まず続けていただろうから、本来の"本当のモチベーション"については、心配していない。周りの雑音を消すノイズキャンセルが欲しがっただけなのです。レコーディング頑張れ光〜♪