無意識日記々

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二足の草鞋クイーン

乳幼児はそれはそれは凄いスピードで物事を覚えていくもので、それは案外、言葉を喋らないからこそ大人の方がわかってあげないといけないものも含まれているかもしれない。

たとえそれが0歳児であっても、言葉は喋らなくとも、その子の性格というのは現れてくるもので、既に気遣いや我慢といった思考を獲得しているかもわからない。そんな言葉を覚えるのは随分と先だが、周囲との相互作用や反応によって窺い知れる場合もある。

ヒカルの子育てがどんな形態になっているかは知る由もないが、やっぱりお母さんの居ない間は寂しがっているのかもしれないし、あんまり気にしていないかもしれない。どんな反応があるか、意識がハッキリしているかすら定かではないのだけれど、記憶として後に浮上する事が一切無い経験の数々が人生に与える影響というのも考慮しておいていいかもしれない。屁理屈は兎も角、現実にはただ頑張るだけなのだが。

ただ、ダヌパは、このニックネームに相応しいのやら何やら、ヒカルの書き方から、泰然自若な性格を想像させている。ただ受け入れ、すやすや眠っているような。図太いというかスケールがデカいというか。まぁもし本当にそうだったらヒカルもそれなりに安心してレコーディング・スタジオに出掛けられる。

作業の形態としては、しかし、かなりの部分を自宅で賄えるものも想像できる。ほぼそのままレコーディングスタジオで再現するだけ、というクォリティーの高いデモを自宅で作成してから短い期間でレコーディング、という。それなら子育てとの両立は途端に(比較的、ではあるが)容易になるだろう。スタジオ代もケチる事が出来る。一挙両得。

しかし、スタジオで生まれるものも多い。特に、複数プロデューサー体制をとっている以上、合議で進んでいく中で新しいものが生まれるプロセスは捨て難い。それをどれだけ確保したがるか。これはちょっと、想像もつかない。

また、レコーディングスタジオにダヌパを連れてきている事も考えられる。近隣や直接に託児所があればなおのこと。自宅での作業と変わらない距離感だ。

いずれにせよ、様々な方法論がある。一概に、子育て中だから制作は難しい、と決めてしまう前に、個々の仕事内容や乳幼児の成長具合など、場合に応じた対策に知恵を絞るのが適切だろう。果たしてヒカルの両立術は如何に。ここでも二足の草鞋クイーンらしさを見せて欲しいものだ。