無意識日記々

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解禁手順

世界選手権男女共団体準優勝。この字面は凄いな。現時点で実力的には最高に近い結果だろう。素直におめでとうと言いたい。細かい事を語り始めたら長くなるからこの辺で(笑)。

さて、朝の連続テレビ小説「あさが来た」もあと4週間。先週には主役のクランクアップ報道もあり、局はいよいよ次作の宣伝に本腰を入れ始める。流石にこの枠最後の大物(あ、まだ浜崎あゆみが居るのか…まだ似合わないかな)の登場なので気合いが入っているだろう。くれぐれも60秒スポットのバックに薄く流して「あれ?今の宇多田じゃなかった?」みたいな初出にしないよう念を押しておきたい。

同じく「News Zeso」での放映までもあと4週間だが、逆にこちらは放送が初出ではないだろう。朝ドラと違い大きくフィーチャーされる訳でもなく、最後にちらっと流されるだけだろうから、解禁自体はとと姉ちゃんよりこちらの方が先、という事も考えられる。今はサンプル公開、YouTubeアップロード、配信販売開始、ストリーミング開始と解禁形態にも色々あるのでどれが行われてどれが行われないかをよく整理する必要がある。

例えば前作(やっとこの扱いになった。長らくずっと"最新作""最近作"だった)の桜流しは解禁初日から3日間限定でYouTubeにフルがアップロードされていた。アクセスを短期間に一極集中させる見事なアイデアだった。

これを今作でもそのまま実行出来るかというと難しい。同時なのか、ずらすのか。ずらすとしたらどちらが先なのか。片方3日間やってひっこめて次3日間なのか、それとも先は6日間、後は3日間、みたいな変則的なスケジュールにするのか。

2曲同時だとアクセス数を比較されてしまうという問題点がある。どちらが人気曲注目曲なのか一目瞭然だ。それでも構わない、という態度で行けるならまぁOKか。「気にしないよ」と示す事もテクニックの一つだろう。或いはフル試聴を諦めるなら2つの曲を90秒ずつ繋げたYouTubeをという手もある。先に流す方がメインという感じがしてしまうが、もともと両A面シングルは必ず片方が2曲目に収録されてしまうのでそれも今更だ。それを打開するには2枚組シングルにするしかないが、無駄なコストだわな。

寧ろ、どちらが“一曲目”なのかを明示して、片方に人気が集まる事を前提にして振る舞うのもアリか。それもまた潔い。曲の質やタイアップの規模など、そうする要素は幾らか見つかるだろう。

いずれにせよ、(CDとしてのリリースがあるかどうかは別にして)両A面シングルのプロモーションはなかなかに気を遣う。タイアップ相手同士がライバル意識を持ってない事が肝心だ。そう考えるとBeautiful World/Kiss & Cryは結構危なかったんだな。EVAとFREEDOM PROJECTというアニメ同士のタイアップ。間にカップヌードルが入ってくれてて本当によかった。

今回はタイアップ先が競合する事はないかな。片方がNHKである事も幸いする。

はてさて、どんな解禁手順で来てくれるやら。楽しみにしてあと4週間待ってみましょうかね。