無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

微調整

あと3週間か。だからどう、という事もなく。何をしてくるかわからないのなら待ち方は今までと変わらない。

プロモーションとしては、4月4日より前にもう一段加速できるロケットが欲しいように思うが、はてさて何かあるのかな。さしあたってはもう一曲の方のタイトル発表はありそうだ。ニュースショウのエンディング・テーマなんて"ついでに流れる"以上のものはない。字幕でタイトル表示か、よくてワイプでPVを流してくれるか。その程度だ。発売告知代わりですな。いやね、たとえばFlavor Of Lifeみたいに劇中の重要な場面で流れて人々の印象に深く残る、だなんていうVIP待遇はないよね、という意味で。

どのメディアを使ってくるか、という面で示唆的なのは8年前のHEART STATIONだろうか。「敢えてラジオで」というデジタル時代にアナクロなアナログに舵を切ってプロモーションをはかった。ラジオ局ステッカーを集めて回った人も多い筈だ。あの感性をまたも活かすとなれば、例えばストリーミング先行とかはやってこない、と読むのが妥当になる。

新しいものが次々と生み出される時期、人々は揺れ動く。なんだろう、興味がある、やってみたい、でも怖い、どうだろうな、やっぱり昔のままがいいや―様々なグラデーションが描かれる。そのどこらへんをついてくるか。特に朝ドラの主題歌の方は視聴者層から考えてCDシングルをリリースする可能性がぐっと高まった。勿論ドラマ放送中にアルバムを出してしまうという荒業も考えなくてはならないが。

便利になり過ぎる事への不慣れが目立つのは時代の特性か。パソコンすら前世代のツールと見なされかねないご時世だ。まずは、配信を買ってくれると桜が咲いていきますよというところからプロモーションがスタートした。まだ旧譜のみの話だが、それでもシングルコレクションがmoraとiTunesStoreでランクアップするなど着実に結果が出始めている。この様子の見方も「うまいことやるなぁ」と感心して見ている。

恐らく、今も、梶さんは情勢を見ながら計画の微調整を行っているのだろう。硬直化した"大計画"は、時代にそぐわない。絶え間ない対話の中から最適解を模索していくしかない。手腕が、問われる。我々は、のんびりと待ってる。