無意識日記々

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Globalization

90年代初頭位からか、日本語でも「グローバル」という言葉がメディアで使われだした記憶があるが、Jpopに関していえば95年にその名もズバリ「globe」がデビューしたのが大きかった。ユーミンが100万、ドリカムが300万の壁を突破したあと400万に初めて乗せたのがglobeだった。しかし、その名とは裏腹に活動は日本主体に終始した。ヒカルが出てくる以前は、日本で如何にビッグだろうが海外進出は僕らの発想にのぼらなかったのだ。アジア圏での人気といっても結果論的な要素が強く、作品制作時点から世界規模を意識する事などそもそもなかったのである。それを考えるとやはりLOUDNESS以来の活躍を見せたUtaDADir En Greyは画期的だと感じる。それは、今挙げた三者とも英語圏のリスナーに届ける事を前提に制作に取り組んだからである。が、LOUDNESSDir en greyもハード&へヴィロックのマーケットが元々あり、そこでの"世界共通語"として英語を使っている感覚が強かった。即ち
もし共通語がフランス語だったらフランス語で乗り込んでいただろうという事だ。(実際LOUDNESSはのちに英語ネイティヴなボーカリストを加入させるという荒業に出る) しかし、光の場合は違う。元々最初っから英語で歌って(インディ)デビューしているのだ。InternationalとかGlobalというのとは出発点が違うのである。(続く)