無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

短く、短く

なおのこと、この国の文化に思いを馳せる。海とことばと円と(血)縁で囲まれたこの土地に、6〜70億のうち1億以上が住んでいて、うち数万が海に流されたこの土地。

英語がある程度読めると、インターネットのお陰で海に囲まれていること、ことばの区切りにはそこそこ鈍感で居られる。ある程度、なので知らない単語満載の文章はやっぱりまるで読めないし、疲れている時は意味がアタマに入ってこない。

でも、日本語で書いてあっても「ああ、この人とは話が通じないだろうな」と思う事もあれば、英語で書いてあっても同じ事を感じるんだと気が付かされることもある。日本語同士なのに通じ和えないとすれば、もう後がない。

ことばや海とともに、この国を国らしくしているのは道路と電波。直接、届く。電波を取り仕切るのも、結局はことばだ。1億のスケールでいっぺんに届くことば。視聴率40%って、5000万人。これでひとりの女の子を祝福したり貶めたりって、尋常じゃない。

12年前に似たような事態になって、髪型を変えて話題になった女の子も、今は人の前から姿をくらましたりちらっと呟きを残したり。"ここ"から逃れるなら、ことばや海や電波から逃れるのがいちばんだけど、英語が出来て円と縁をいっぱい持っている(寄付金からするとドルかもしれんが)からには、離れるのも容易く、とどまるのも容易い。

この"圏"に生きていて、その大きさを知る身としてはということで「出発を1ヶ月遅らせた」ということだったけど、もう5月。既に出掛けているのかな。

今日は立夏。夏の気配が立ち上がる日。…今日から夏、なんじゃなくて今日が"春のピーク"で季節が入れ替わり始める日という意味だろうに"暦の上では今日から夏です"のアナウンス。線量率とか積算線量とか説得するのはきっと難しいだろうなぁ…ふわぁ。