無意識日記々

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願い言

もう七月七日なのか、という訳で七夕の今日。願い事を短冊に書く由来は何なのか知らないが、星に願いを掛けるのは万国共通のようだ。なのか? わかんね。

人間活動というとこういった季節ごとのイベントもこなしちゃったりするんだろうかいや待てよあの家庭だと今日から一年中笹の葉を飾りっぱなしにするかもしれない。樅の木と笹の葉の奇妙なコラボレーション。ある意味日本を象徴している。

今の光の願いは何なんだろうか。そもそも、目標をもってそれに向けて努力するというタイプではないだけに合格祈願大願成就的な願い事は、何というか力が入らない感じがする。しかし、Kiss&Cryの時に羨んでいたスポーツ選手の感情を吐露する、爆発させる瞬間というのは目標がハッキリしていて、叶ったか叶わなかったか白黒ついてしまう事を必要とする。ハッキリするから何の躊躇いもなく喜び、悲しみ、落胆できるのである。

ミュージシャンのそういった具体的な目標というと何だろうか。オリコン1位とか武道館公演とかだろうか。光はともに達成してしまえる。デビューで日本記録を打ち立てたという事は、目標を奪われる事を意味していた。前作より売ってやる、という目標を立てたくても流石にリアリティがなさすぎた。いやそれ考えるとULTRA BLUEを上回ったHEART STATIONはホント凄いな。

大願成就型の願いでなければ、短冊に何を書くのか。そういえば光の歌には"願い"という言葉が其処彼処に登場するけれど、その歌の登場人物の具体的な願いって何なのだろう。願いを口にしたいだけさ、と言った時の本当の願いってなんなのだろう。誰かの願いが叶うころ、ってその誰かはどんな願いを叶えたのだろうか。

家族や友人が病気や怪我なく健康に過ごせますように、と短冊に書くのかな。何だか初詣みたいだけれど、こういう趣旨はある意味とても贅沢だ。スポーツ選手の"メダル獲得"みたいな願いはその日その時その一瞬に叶うものだが、こういうのは毎日叶い続けるものだからね。神龍ポルンガも大変だ。(それは違うだろ)

『お母さんに会いたい』

この"願い"は叶ったのだろうか。いや会いに行けよ行方不明でもないだろうに、という無粋なツッコミも入れつつ考えてみるとこの嵐の女神という歌は最後に『私を迎えに行』くのである。嵐の通り道歩いて帰ってきたんじゃなかったのかいつの間に入れ替わったんだ、いや…と考えると、この願いが本当に叶ったといえる日とは、私を迎えに行けた日なのではないかと思えてくる。その時彼女は、漸くお母さんに会えるのだ。願いが叶うのだ。いつになるんだろうね。わからないけれど。

どうかその日が実際にやってきますように。