無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

咄嗟

今回の一連の"騒動"でのミラクルさんの対応は見事だった。金曜深夜になりすましアカウントからツイートがあって、土曜の午前中にはもう第一段blogを書き、落ち着いて現状を把握した上でもう一度日曜昼に更に踏み込んだ発言をした。驚異的なのは、殆ど状況を把握していない中で書いた一つ目のエントリと、落ち着いて書いた二つ目のエントリとで全く軸がブレていない事である。

二つ目の方が内容も吟味されていて熟読に値するが、リアルタイムでの対応というのは、ツイッターのスピード感を考えてもどうしたって必要で、そのスピードに(多分携帯から?)追い付いて追い抜けた(これが大事)のは、今回の件があったからあらためて考察しているのではなく、普段からバランスをとる事に心を砕いているからだろう。

勿論、最初っからそういう素養があった事は疑いがないが、ヒカルから学んだ事も大きかったに違いない。光本人にしろ私にしろ、彼女のものまねに関しては歌よりも喋りの酷似に賞賛を送っている。技術的な裏付けのある事であるとはいえ、コレは、ミラクルさんがヒカルのアーティスティックな面より更にパーソナリティの面で深く共感しているからではないか。考え方、感じ方はどうしたって喋りに出る。彼女の場合、本家が実際に喋ったセリフを模倣するのみらならず、アドリブでその人の喋りそうなセリフまで演じる事ができる。似せてるうちに考え方感じ方まで似てきたのか元々似ていたから技術的に詰めようと思ったのか(素の喋り方はそんなに似ていない)鶏と卵の議論になるが、大切なのは今、そういったベースに基づいて事態の沈静化に的確に導いた事なのだ。

まぁご本家は、火消しなんてなお手のもの、わざと議論や騒ぎを巻き起こす所までやってのけるようになっていったけどね―どこまで故意かもしれないが。お陰で今や速報板が2chで立っても結婚してくれのオンパレードだ。帰ってくる頃はその神通力も失せているかもしれないから、どんな対応をするか今から楽しみです。