無意識日記々

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生年の主張

私の場合、"懐かしい感じのする音楽"といった時に、何故か実際に小さい頃に聴いていた音楽ではなく、自分が生まれた生年前後の、つまりリアルタイムで聴いていた筈がない(赤ん坊)音楽を思い浮かべる事が多い。それと共に、"普通の音楽"のイメージも、この頃のものに(これまた何故か)なっている。SEBASTIAN HARDIE,CAMEL,KAIPA.NEKTAR,BOSTON,KANSAS,SCORPIONS…まぁ固有名詞はどうでもいいなだが、これらどちらかというとジャンルの中では"後発"と捉えられるグループが思い浮かぶのが自分でも興味深い。

或いは、物心ついた頃以降に聴いていった音楽、触れていった文化(超合金とか戦隊モノとかだけど)の流れから逆算して、そういった時代の空気を自分の中で導いているのかもしれない。

光は1983年生まれだ。この頃は何が起こっていたかといえばUSでMTVが隆盛を極め始めた時代。USフェスティバルが1982年に引き続き開催されて20万だか30万だかの観衆を集め、前年末に発売されたマイケル・ジャクソンの「スリラー」が猛威をふるっていた、そんな時代。あらどれもNYと関係ないけれど、そんなUSAに光は生まれた。

一方、海の向こうのUKではパンクムーブメントが収束しニューウェイヴに以降した頃だろうか。Cocteau Twins初期の名盤「Treasure」が発売されたのが翌1984年だ。また日本では、ちょうど尾崎豊がデビューしたのが1983年である。

これらの事から何かを導き出そうとは思わない。大して意味はないかもしれないし、何かあるかもしれない。ただ、光が自分が生まれた頃の、リアルタイムで聴いている筈もない音楽たちをどう感じているのかなと、ふと気になっただけである。それ以上は、まだ踏み込める感じはしない。