無意識日記々

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今日は一日プログレ三昧再び。13:00〜14:40頃

  • 17. System Manipulation / DISCUS

当日、TL上で非常に話題になり、AmazonのMp3チャートのトップに上り詰めてしまったというインドネシアの8人組。うち6人が「Lead Vocal」で、残り2人はただの「Vocal」ってクレジットらしい。なんなんだw そして音楽性は、ありとあらゆるアイディアを詰め込んだ激しい展開の曲調で、メインはマハヴィシュヌ・オーケストラみたいな妖艶かつ清澄な弦を基盤に、ブラッフォードみたいな(でもないか)女性ヴォーカルがジャジーに要所を締め、その合間を縫って民族楽器や90年代ヘヴィメタルっぽいリフやそれに伴ったシンガロングや変態ギターソロやサックスソロが右往左往するという(縦横無尽じゃないのかw)、変態的な、まさにプログレという楽曲。確かに、これはインパクトがあるかもしれない。

  • 16. AEri-Tobbi / HINN ISLENSKI PURSAFLOKKUR

こちらはBjorkやらシガー・ロスで有名なアイスランドプログレバンド。78年デビューでスタジオ盤3枚、ライヴ盤1枚っていってたかな。なんでも、アイスランド大使がこのバンドのファンだそうな。ほんまかいな。巻き舌のややくどいヴォーカルの乗った、如何にもなプログソングだったのだが、イスラエルのシシェットとインドネシアディスカスに挟まれて印象が薄くなってしまった、というのがよくわかる中庸ぶりでしたw

  • 15. デブカ / SHESHET

イスラエルプログレバンド。77年に1枚だけアルバムを発表して解散した、って言ってたかな。音楽性は、ジャズロックを基本路線にしつつ、なんつーの、リズム隊の強いフュージョン、って感じのサウンドでした。かなりいい印象があった。ヴォーカルの女の子は本国でこののち「国民誰もが知る大スター」になったんだそうな。これもイスラエル大使がこのバンドの情報をもっていたとか。ほんまかいなAgain。

「恋に落ちて」で有名なあの小林明子ですよ。何がどうって、まずYesの海洋地形学がきっかけで大学は哲学科を選び、卒論はインド、そしてのちに英国ロック好きが高じて渡英、別名義アーティストのHoliはヒンズー・ネーム、そぃでそのアルバムではジェフ・ダウンズをプロデューサに迎えスティーヴ・ハケットがギターソロを弾くという豪華さ。なんという真性のプログレッシャーw 素晴らしい女性だ。見なおしたw

78年の「四季」から。このメロディ、日本語詞をつけてジブリ映画の主題歌にしたいなー。にしても、ルネッサンスをかけるんなら遠慮なくケイト・ブッシュやらBjorkやらもかければいいのに。まあ、ルネッサンスの場合人脈がYardbirdsでバリバリのブリティッシュ・ロックのど真ん中に居たってのが大きいような気もしますわね。

  • 13. Gravita 9,81(邦題:重力) / ARTI & MESTIERI

名手フリオ・キリコの凄技が炸裂しまくるアルティ・エ・メスティエッリの代表曲。このヴァイオリン、いつ聴いても響くわ。そしてキリコの超絶ドラミング。なんちゅースピード。笑うしかないね。どうせならライヴ・ヴァージョンで聴きたかったが、まぁそこまで贅沢いうこっちゃないか。

  • 12. 1°tempo:Allegro / NEW TROLLS

コンチェルト・グロッソの冒頭部分。なんでも、このあとの「アダージョ」のパートは当時CMソングに起用されてシングル盤まで出たんだとか。この曲のリクエストは、当時付き合ってた彼が車でこの曲をかけたのがきっかけで興味を持った、しかしその彼とは後日(別れた)なんていうエピソードがついてて、なんだっけ、山田五郎曰く「プログレにあるまじき」エピソードですね的な。今録音手許にあるんだから発言ちゃんとチェックして文字おこしすりゃあいいのに面倒だからやんないw

  • 11. Question / MOODY BLUES

ひととおり聴いたあとに山田五郎曰く「やっぱりムーディ・ブルースはプログレじゃないですね(笑)」だってw そんならかけるなよw まぁ気持ちはわかるけどねー。もっと長い曲やればよかったのに。

  • 10. Rhayader(邦題:醜い画家ラヤダー) / CAMEL

名盤「スノウ・グース」より。画家の名前だったんだ、、、(ちゃんとブックレット読めよw)。というわけで、Caravanに続いてCamelも後日「今日の一枚」で取り上げることにしよう。ちゃんと聴き直してみないとねー。そんなに新しい発見があるとは思わないんだけど。

  • 09. Daylight / ASIA

プログレ・オールスター・ポップ・バンドの1曲。当時世界で800万枚を売ったわけで、なるほど、たしかにこのバンドから過去に遡ってプログレにハマッた人も居るに違いないわな。ジョン・ウェットンの「キョウハイチニチプログレザンマイ」IDつき。岩本晃市郎氏曰く、「彼が居なかったらプログレが成り立たない」くらいの重要人物。確かに、クリムゾンもASIAも(あとWishboneAshにも居たの?)成り立たないもんなー。納得。

  • ◆ラジオ教養講座 プログレッシヴロックの傾向と発展(岩本晃市郎)
  • 08. Funeral For A Friend(邦題:葬送) / ELTON JOHN
  • 07. Love in Song(邦題:歌に愛をこめて) / WINGS
  • 06. The Song Remains the Same(邦題:永遠の詩) / LED ZEPPELIN
  • 05. Catharine Of Aragon(邦題:アラゴンのキャサリン) / RICK WAKEMAN
  • 04. Time / PINK FLOYD
  • 03. 5% For Nothing(邦題:無益の5%) / YES

ここでは、「ラジオ教養講座」と題して、岩本晃市郎氏が薀蓄を垂れる、という趣向で暫く番組が続きました。氏曰く、プログレは「長い、重い、うまい」の三位一体であると。んでYESは「長い」の反例として「短い曲もありますよ」ということで35秒のインスト曲を。フロイドのタイムは、テクノロジーの駆使という点でフロイドは「うまかった」という話。また山田五郎氏から昔は4chステレオというのが“時代の徒花”としてあって、この「狂気」アルバムはその4チャンネルステレオに対応していた、というお話。リック・ウェイクマンシンセサイザーの音色の話で。ツェッペリンウィングス、エルトンは、「彼らみたいなアーティストもプログレに影響されたそれっぽい曲つくってますよ」という紹介。「もしビートルズが解散せずにそのまま続けていたら、もっとシンフォニックな方向性に進んでいたかもしれない」という仮説に肯いた。てか、ビートルズプログレの先祖って言っちゃっていい気がシアmスよ。