無意識日記々

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"8年ぶり"を連呼するだけのエントリィ

来年オリジナル・アルバムが発売されるとすると2009年3〜5月のThis Is The Oneからは7年ぶり、宇多田ヒカル名義となると2008年3月のHEART STATION以来だから8年ぶりとなる。純粋な新曲としても2012年11月の桜流し以来だから3年半ぶり位になるのだろうか、気がついたら結構なもんである。

特に、宇多田ヒカル名義のオリジナルアルバムが8年ぶりというのが衝撃的である。今更だけど。昔はBOSTONがオリジナルアルバムを出す度に8年経っていたのを笑っていたものだが、いつの間にか自分たちがそっちの立場に立っていた。オリンピック2つぶんですよ。冬季夏季併せたら4つぶん。世の中には「宇多田ヒカルはオリジナルアルバムなら買う」という人が随分居たから、この結構盛り沢山な8年は兎も角感覚としては8年ぶりだという人も…8年経ってどれくらい残ってるんだろうかねぇ。

ここの読みは状況を左右する。そこを突かなければ売れない。突けたら、ある程度は、売れる。この、「宇多田ヒカルのオリジナルアルバム発売」という(来年為される筈の)発表にどれくらいニュース性、イベント性があるかは、今や全くの未知数だ。これをどう測るかが課題となる。

一年前の今頃は「宇多田ヒカルのうた」アルバムのプロモーションの真っ最中だった。最終的にはオリコン5位と、及第点の成績をあげた訳だが、何より、レーベルのスタッフの皆さんがファン層の肌感覚を得たのは大きい。ああやって顔さが見れれば、プロモーション戦略の着地点/ゴールが具体的にみえてくる。まぁそれでも既にそこから更に一年が経っているのだけれど。

時間の感覚をどう整理するか。レーベルのスタッフの皆さんは、ヒカルがシーンから離れている間もずっと市場の相手をし続けてきた訳で、そこにある感覚に対してはヒカルも一目置いているだろう。今まで以上に、彼ら・彼女らのサポートが重要になってくる。どう転んでも、Pop Musicを標榜している以上誰かに対して売れなければ話にならない。その中で8年ぶりという感覚をどう逆手にとるか。自分たちが小さい頃8年待たされたらどう感じていたのかよくよく思い出しながら、来年をゆっくりと迎えましょうかねー。