無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

幾ら何でも気が早過ぎるよその話

来年中にニューアルバムがリリースされるとしよう。そこから先に何があるか。いやもう20周年が目の前なのだ。

宇多田ヒカルのデビュー日は1998年12月9日だ。ならばデビュー20周年記念日は2018年12月9日。来年アルバムを春にリリースするとしてもそこから二年半、秋だと二年とちょっとである。これだと、アルバム発売後にツアーしたりしたら次のアルバムを20周年記念日までにリリースするのは難しい。いや合わせる必要は微塵も無いんだけども、そこから始まる"20周年イヤー"をレーベルはこれでもかと盛り上げたいに決まっているのだ。寧ろ、復活後の本番はそこにあるとすらいえる。

ヒカルの事だからそれについては事前にさほど考えていないだろうが、梶さんは寧ろこの年明けから少しずつ計画に着手するのではないか。昨今"2016年問題"という言い方もされてきているが、ここから5年ほど、アーティストはコンサート会場の確保に苦労する時期を迎える。一年前から仮押さえをしておかないといけないそうな。恐ろしいなぁ。フェスティバルなんかだとその年の最終公演が終わった途端に「来年もまたここでやるよ!」と日程まで出しちゃうのだから一年以上前から押さえているのは当然なんだが、これがいちアーティスト単位でも普通になっていくという事か。

だから、我々はまだ考えなくていい事だけれど(当たり前だ)、プロデューサー陣(三宅さんや照實さんね)やA&Rチーム(梶さんとその同志たち)は、そろそろ視野に入れ始めていても、おかしくはない。宇多田ヒカルのデビュー20周年記念イヤーは、大々的にCelebrateしたくなるだろうて。

それにしても。ヒカル自身は、デビュー20周年を迎えるその時点でまだ35歳だ。若い。福原愛が23歳で「卓球歴20年」とか言っていたが、それも凄いけれどヒカルはプロデビューから数えてだ。なんかもう感覚がおかしくなっててどこでどう驚けばいいのかわからんわ。

ま、本人は飄々としているだろう。「で?」てなもんである。なので、その日が来たら我々の方が遠慮無く盛り上がっておこうな。


確かに、2つ手はある。本人が前に出まくる20周年と本人が後ろに引っ込む20周年だ。前に出まくるにはオリジナル・アルバムをリリースして大々的にツアーだろう。フルオーケストラを従えて、初のフェスティバル出演、初の野外コンサート(あぁ、野球場はあったな)、初の昼公演、初のオールナイト(あ、これはやらなそうだな)、何でもいいさ。やれる時にやるですよ。

一方、後ろに引っ込む方法。「20周年記念オールタイムベストアルバムのリリース」。これに尽きるだろう。今まではシングル・コレクションだったのだからベストアルバムではない。Deep RiverやBLUEもなくて何がベストか。遂にリリース、となるわな。ヒカルもまぁゆっくり休めばよい。いや勿論ツアーやってくれてもよいんだけど、ベストアルバムのいい所はアーティスト本人が休める事だからねぇ。


てな訳で二通りの(やや極端な)方法があるだろう。どちらを選ぶべきかは、次のアルバムリリースとツアーのタイミング次第だ。何をもって祝えばいいか。それは今から考えてもわからないが、それを視野に入れた上でここから3年間物事が動いていくのだとは、頭の片隅に置いておいてもいいかもしれない。さてさて、どうなります事やらだわいな。