無意識日記々

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今年な気がするんだわ

昨年のNHK紅白歌合戦がキッカケでiTunesStoreのソングチャートは(例年通り)大きく動いた。私が見た時には3位がSuperfly、2位が西野カナ、1位が星野源だった。

3位の越智さんには驚きはない。出た歌手の中でいちばん声が出ていたのが彼女だからそりゃ気になるだろうて。

2位の西野カナには少々吃驚
。というのも、歌った“トリセツ”は昨年のiTunesStoreソングチャートでさんざん上位に居座り続けた楽曲で、およそ普段配信で購入する習慣のある人はこの曲が配信で売れていた事を知らない筈はない、といつのまにか(私が)思い込んでいたからだ。紅白で歌ったからって改めて買う人なんて在るだろうかと。山ほど居た。曲のアイデアが秀逸なのは勿論だが、やはりプロモーションて大事だわ。相変わらず西野カナの配信の強さは異常だが、今回もそれを見せつける形となった。

星野源についてはよくわからない。正直、Top10位には来るだろう、彼が歌っているのを知らない人も居るかもだし、くらいに思っていたのだが、越智さんや西野さんを超えるインパクトがあったとは。いやはや、やっぱり私は邦楽市場を理解していないなぁと痛感した。

ヒカルが次に曲を配信販売した時には、上記のアーティストたちとぶつからないかなぁと期待してしまう。2005年からiTunesStoreに進出し着うたで世界記録目前に迫ったいわば「元祖ダウンロードクイーン」なのだから、それが今をときめくアーティストたちと真っ向勝負になった時にどうなるかという野次馬的興味がある。特に目下配信で鬼強い(CDも結構売れている)西野カナ嬢と発売日が被ったらどう取り上げられるかな〜なんて考えてしまう。冗談でいいからヒカル、「小娘がっ」とか「青二才がっ」とか言ってみてくれないかなぁ。いひひ。

今やオリコンチャートでのCDのカウントが参考にならなくなっているのでヒット曲のひとつの目安は配信チャートである。特にiTunesStore等は一アカウントにつき一回しか同じ曲を購入出来ないので不正は難しい。出来れば実数を出してうただきたいが多分やらないだろうなぁ。

そういや私まだどの定額聴き放題やってみてないんだけど、チャートってあるんかいな。実数の出るチャートなら利用してみたくもあるが、何というか未だに乗り気になっていないので無意識日記ではあんまり取り上げていかないかもしれない。大きな潮流になるかもしれないのにねぇ。困ったもんだ。

まぁいいや、Utadaの方はiTunes Store全米チャートで18位だかの実績がある。もし地球規模のiTunesStoreチャートがあったらどうなるかも興味がある。日本語アルバムがリリースされるとして、世界の皆は買うのかな。見てみたいもんだ。

ここは思い切って新曲を配信限定で売ってみて貰ってチャートアクションをチェックしたい所なんだが、さて現実はどうなるか。桜流しはDVDシングルのみだった。次回も同様な手法となるか。まだまだ全然わからないが、CDの方が配信よりも利益率が非常に高いので、レコード会社としては出せたら出したい筈なのだ。それに、今でも配信は味気ない、フィジカルを買いたいという層は一定数存在する。特にヒカルのファンには割合が高い気がする。

今でも演歌の新曲はカセットテープでリリースされる。慣れ親しんだメディアから離れ難い人たちは沢山居るのだ。ヒカルがそういう人たちに対してどう出るか。「見捨てる筈がない」というのが読者と私の統一見解だろうけれど、うーん、もうちょっと様子を見てみようじゃないか。それからでも遅くない。何が効果的で、何が我々を幸せにしてくれるか、それが大きく揺らぐのが今年な気がするんだわ。