昨夜の私の呟きをまとめつつ前回からの続きを。
そもそも論を言っちゃえば、需要に対して供給が少な過ぎるのだから、公演数を増やし公演規模を大きくする、或いは価格を上げて需要を調節する、といった“正攻法”をとるべきなのよね。ただそれをするにはかなり正確な需要予測が必要で、その為には6年ぶりというのはデータの妥当性が疑われるので難しい、と。もっと頻繁にツアーしてたらそういう悩みも減る。ってか、ツアーが頻繁なら一度の落選でそこまで落ち込まなくて済むということもあろうな。
これをもってして「じゃあヒカルが悪いのか」というと、一概にそうとも言えないわよね。ツアー頻度なんて本人の自由なのであって、既存のシステムとの乖離は、つまり平均値や中央値からの乖離でしかなく、そしてアーティストというのは、色んな要素や条件において平均から大きく離れているから価値があったりするし、そこは表裏一体。ヒカルが特別なのは、作詞作編曲プロデュース、最近はミックスもかな、に加えて歌唱もして…という八面六臂ぶりが個性なので、その中でツアーの比率は現在これくらいということ。編集長する時期まであるからなぁ。
まとめると、ツアー運営がアーティストの個性に適応できてなかった、ということよな。
ファンクラブがないというのは、人に垣根を作らない、誰もが平等に機会を与えられる事が美点なのだけど、今回は運営が情報の非対称を生み出した為それが損なわれた。ヒカルは危機感を持った方がいい。美点は依然消えていない。ただ、今回はそれを活かす人材を登用できなかった。それに関しては流石に座長の失点よ。
10万円の席と学割の併用とかできたらよかったんだけどねぇ。10万の席なんてとんでもないって思われそうだけど、CD購入費を考えたらまぁそんなもんになるからなぁ。
てことで、派手な追加公演やるしかないね。この皆の感情を解決するには、もうそれくらいの荒療治が必要になったわ。
特に、海外からの応募の当選確率があからさまに低そうなのは、本気で国際問題になるぞ。流石に実際にはそこまではいかないと思うが、論理的にはツアー中止も考えられる。
ただ、参加アーティストが基本的に渡航者なので、この場合就労ビザの有効期間は3ヶ月?私ゃ詳しくないのでわからんが、日本国内で今から追加公演組もうったって制約が多過ぎるかな。現実的じゃないよね。
映画館でのライブビューイングなら何とかなる気がするけどな。実際14年前に一回やっとるし。これだけ単価の高いCDをプラチナになるまで売っといて何もできないとなると、本気で次からのCD売上に響くわよ。『Fantôme』の「通常盤仕様一形態のみ」で皆にCDを買わせまくったアーティストだというのに、勿体無いことだわ。
…愚痴はまだまだ止まらない。これが当選した人の翌朝の日記のトーンか!? Flavor Of Lifeじゃないけれど、もっと素直に喜びたかったよあたしゃ。