無意識日記々

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教えて 正しい作詞の仕方を

歌詞と旋律の組み合わせ方については、随分と柔軟になってきている。

『さっきまで鮮明だった世界 もう幻』
『いつになったら悲しくなくなる 教えてほしい』
『忘れちゃったら私じゃなくなる 教えて 正しいサヨナラの仕方を』
『今あなたに聞きたいことがいっぱい 溢れて 溢れて』
『さっきまであなたがいた未来 たずねて 明日へ』

この5つの節はそれぞれ同じ旋律が来る場面ではあるが、それぞれが、特に後半が微妙に異なっている。

『もうまぼろし
『おしえてほしい』
『おしえて ただしいさよならのしかたを』
『あふれて あふれて』
『たずねて あしたへ』

『おしえて』『あふれて』『たずねて』の脚韻が揃えられているのはご覧の通り。更に『まぼろし』と『ほしい』も揃っている。『あしたへ』は『あふれて』と『たずねて』の両方を受けている格好だ。斯様にオーソドックスな音韻を持ちながら、そこからのバリエーションである。

まぼろし』と『ほしい』の脚韻は、結構これだけでも特殊である。用言と体言、名詞と動詞が韻を踏むというのはかなり少数派だ。がここで感心していては話が前に進まない。ここが取り敢えず韻を踏む箇所であるのを印象づける事。その為の軽いジャブである。それを踏まえた上でどう展開していくか。…尺が中途半端になりそうなので続きはまた次回。